mixiユーザー(id:1417947)

2017年11月13日21:36

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地磁気・・・

 地球の歴史で約77万〜12万6千年前の年代が
 「チバニアン」(千葉時代)と命名される見通しになったと報じられています。
 この年代の基準地として千葉県の地層を国際学会に申請し、一次審査を通過しました。
 来年にも見込まれる正式承認までさらに3段階の審査がありますが、
 過去に一次審査の結論が覆ったのは例外的なケースだけとの事です。

 地球の歴史を区切る地質年代は、
 中生代や白亜紀などの大きな区分の名称が既に決まっていますが、
 小さな区分は未定のものがあるとの事で、
 今回の年代はネアンデルタール人が生きていた「第四紀更新世」の中期に当たります。

 この年代の境界となる約77万年前は、
 地球の磁気が南北で逆転する現象が最後に起きたとの事です。
 地球には、内部に1つの大きな棒磁石があるような感じで地磁気があります。
 方位磁針のN極と引き合う北極にはS極、南極には反対のN極があることになります。
 磁石の力はN極からS極へ向かうため、現在の地磁気の向きは「北向き」となります。
 この「逆転現象」は、直近の360万年間では 11回も起こっていて、
 地球の歴史の中では決して珍しくない現象であることが分かっています。
 ただし、逆転が起こる周期は一定ではなく、
 数千年で逆転することもあれば、
 白亜紀の頃のように約3000万年間も同じ向きのままだったこともあります。

 この地磁気が逆だった事があるのが驚きでした。
 しかし、なぜ地磁気が逆転するのかは、
 現在でも逆転のメカニズムの詳細はわかっていないとの事です。
 更に、現在の地球で地磁気の逆転があると、
 どのような影響があるのかもよく分かりません。
 磁石が逆になり、迷子になる人が多くなる位で済むならば構いませんが、
 様々な電気製品などに影響が出そうな気がします。
 渡り鳥などは、地磁気を感知して飛んでいると言われていますので、
 生物にも影響はありそうな気がします。
 ともかく、この地磁気の逆転は現生人類が経験した事がありません。
 どんな事になるかは分からないのでしょうね。

 地質年代に千葉の名称が使われる事は、喜ばしい事だと思いますが、
 地磁気の逆転と言う、これまで知らなかった現象が分かり、
 また一つ不安材料も増えたなぁと言う感じがしています。


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