コウノドリは原作は普通に良い医療漫画だが、マスコミの取り上げ方にバイアスがかかり過ぎているので、むしろ出生数が減るだろう。
逃げ恥やカホコもウケは良かったが、ではみくりやかほこのようなタイプの女性の需要が増して、成婚率が上ったのかというとそんなことはなかった。
マスコミが女性アゲすればするほど、女性の価値が上り過ぎて普通の男性では釣り合わなくなるので、恋愛も結婚も出産・育児も成立しなくなる。
男性も育休を取れるのが当たり前にするべきとドラマに盛り込むと、結果的には育休を取れる大企業の正社員や公務員の男性にばかり需要が集まり、平均レベルの男性は足切りの残念な状況になる。
選挙公約などの政治の部分に男性育休を盛り込まず、ドラマやCMなどの末端消費のところに男性育休を盛り込むと、制度は変わらずに消費選択だけ変るからそういう結果になる。
昔は女性アゲすると、自然と男性客も釣れた。男性が女性を扶養する前提の時代は男女ワンセットなので、女性アゲして女性が満足すれば男性客も満足する構図だったから。
現代は男性が女性を扶養する雇用格差(男尊女卑)が終わったので、男女の財布は別々になっている。その状況で女性アゲしても女性客しか満足しない。
女性アゲを選択した時点で、その企業は男性需要は捨てている。もちろんその逆パターンも然りだが。
しかしドラマ制作者やテレビ局からすると、今の男子はそもそもドラマを見なくてスマホで遊んでいるので、男子目線をドラマに取り入れても無駄だとは言える。
だからと言って女子目線に特化してしまうと、ますます男子はドラマ離れして、テレビドラマは最初から世代人口の半分を捨てた勘定になってしまう。
人口の男女比が3:7、もしくは逆に7:3ぐらいならば、何ごとも女性優先で商売も制度も成り立つが、実際には人口比は半々なので、女性優先にし過ぎると市場は縮小して商売が傾くし、制度は財源を納める人より利用して消費する人が増えるので破綻する。
純粋に経済的に考えればそうなのだが、人間は感情の生き物なので数字では割り切れないから、20世紀と同じことを続けている。しかしそこに若い世代の男子はついてきていない。
男子はおそらくVRやAIの方向に進む。男子は20世紀型の市場からはハブられていてそちらには投資しないので、VRやAIに可処分所得の大半を突っ込むはず。そうなると、他国よりもVRやAIが急速に発展する可能性はある。
■現役看護師が『コウノドリ』のテーマを考察 データが示す“出産後の育児”の現状とは?
(リアルサウンド - 11月09日 06:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=169&from=diary&id=4850816
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