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2017年10月22日02:09

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昨日観てきた2本

『斉木楠雄のΨ難』

夏の『銀魂』に続く、福田雄一監督の最新作。
映画というよりも、バラエティ番組みたいな感じ?

とにかく、馬鹿馬鹿しいの一言に尽きる。
いや、こういう馬鹿馬鹿しさは大好きなもんで、ギャグのつるべ打ちに大笑いというよりもクスクス笑いが場内のあちこちから聞こえてきて、そういう雰囲気がじつに心地好い。

ただ、そのギャグのテンションが、『銀魂』もそうだったけど、クライマックスに向けて次第にスピードが減速していくのが気になる。

多彩なキャスティングを投入して、変化球で笑いを投げてくるんだけれど、段々そのネタが切れてくるような、そんな感じ。

おそらく監督はサービス精神が旺盛なんだろう。
あれもこれも放り投げて楽しませようとするんだけれど、気づいたら、あれ? ネタ全部なげてしまった・・・みたいな。

そういう意味でも愛すべきバカ映画である。

あ、それと強烈だったのが橋本環奈の「顔芸」。
もう、彼女は一人前のピン芸人としても活躍できる領域に達した。


スコア担当は瀬川英史。
福田監督とは何度も組んでいる。

CM音楽で活躍されていただけあって、いろんなタイプのスコアを聴かせてくれる。
そういう意味でも、バラエティ番組みたいな映画なのだ。

主題歌をゆずが唄っているんだけど、エンドクレジットでいきなり流れる、というパターンじゃなく、本作ではオープニング・タイトル部分でも主題歌を流す、というところも、やっぱりバラエティ番組みたいな印象なんだなぁ。

驚いたのはこの映画、コロムビア映画のあの自由の女神のタイトルムービーから始まる。
もちろん、ソニーピクチャーズでもあり、邦画でもワーナーのタイトルムービーから始まる作品もけっこうあるので、おかしくはないんだけど、いまさらだが最初、シアター間違えたかな? って思っちゃったよ。




『ミックス。』

過去の出来事で心に傷を負った二人が、卓球の男女混合ダブルスに出場し、未来を見出していくという、いわゆるスポ根映画。

ここに適度にギャグを放り込んで、サクサク進めていくのは脚本家の手腕か、それとも監督の手腕か。

印象としては、『フラガール』をもう少しライトに描いたような、そんな感じ。

主演のガッキーと瑛太はともかく、この映画も周囲の多彩な出演者の演技から目が離せない。

本作では脇役に甘んじている広末涼子に蒼井優なんて、それぞれに主役で映画が作れるだけに相当に贅沢なキャスティング(しかも互いにコメディエンヌとして起用している)だが、それゆえ脇役でも主役を喰うくらいに光っている。

もっとおちゃらけた内容かと思ったが、主人公を含む卓球チームのメンバーそれぞれにドラマ性があって、それぞれにスポットを当てて盛り上げていくところが爽快だ。

感動で涙する、というところまではいかないが、気楽に観るにはいろんなものが得られる作品なんじゃないだろうか。


スコア担当は末廣健一郎。

最初はあまり印象に残らないなぁ・・・と思っていたが、クライマックスの試合のシーンではひっきりなしにスコアが流れて盛り上げている。
サントラは11月に発売と、少し先だが、今回のスコア、あらためてCDで聴いてみたいと思った。

主題歌はSHISHAMO。
予告編でも流れていた挿入歌は爽快感があって良いと思う。
エンドクレジットの主題歌はバラード調でこちらも良いのだが、やはりスコアのほうに軍配を上げる。
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