■山行概要
◆【奥秩父】
西沢渓谷周回
◆2017/8/13(日)、曇りのち雨⇒土砂降り、気温23〜24℃、全備重量8.7kg
◆所要時間4:15(コースタイム4:00)、累積標高差約270m、歩行距離約9.8km
◆8:45/道の駅「みとみ」着⇒9:00/出発⇒9:10/西沢渓谷入口(標高1110m)⇒
9:25/ねとりインフォメーション⇒9:35/西沢山荘⇒9:40/二俣吊橋⇒三重の滝
⇒フグ岩⇒ウナギの床⇒人面洞⇒竜神の滝⇒恋糸の滝⇒貞泉の滝⇒母体淵⇒
カエル岩⇒レインウェア装着のため小休止5分⇒方杖橋⇒七ツ釜五段の滝⇒
不動の滝⇒小休止10分⇒11:25/西沢渓谷終点(標高1380m)⇒迂回路下山道へ⇒
大久保沢出合⇒西沢渓谷山の神⇒カワズ池⇒12:50/ねとりインフォメーション
⇒13:15/道の駅「みとみ」へ帰還
奥秩父の西沢渓谷にハイキングに行ってきましたよ。今年は年始から子供の受験とか入院とか手術とかが連続しましてね、またかみさんも4月から勤務先の病院が変わったりとかで休みのパターンも変更、家族揃って出掛けることがホントに皆無だったのです。なので超久々の家族イベントです。
8月のお盆の時期はまあだいたい、かみさんの実家の秋川に帰省するのですが、中央道も近くてここを拠点に奥多摩方面や奥秩父方面に出かけるには非常に優れたロケーション。過去にも秋川起点で雲取山に行ったり、一ノ瀬高原とか西湖方面にキャンプに行ったりしてるんですね。で、今回。8月に入ってからは記録的な長雨。14日間連続雨降るのは40年振りだとか。帰省中の日程で天気予報で1日だけ曇りの日程があったので、曇っていてもあまり関係の無い渓谷散策に行くことにしました。子供は術後半年間は歩く以外の運動は一切禁止なので、当然登山は不可(重い荷物背負うのがNG)。滝なら夏でも涼しいだろうってことで、兼ねてから行こうと思っていた西沢渓谷へ。
で、当日朝。その日は天気が持つのは午前中で午後からは雨の予報。早めに行って早めに帰ろうと5時起床の6時出発。中央道で若干の渋滞に会うも、8時半過ぎには道の駅「みとみ」に到着。いやー、懐かしい！ここに来るのは実に4年ぶり。前回来たのはだーたかさん・うちのかみさんの3人で甲武信ヶ岳に登った時ですね。その時は川越に寄ってだーたかさんをピックアップしてからだったので、雁坂トンネルを通って南下して来たのですが、今回は逆ルート。勝沼ICで降りて北上してきました。
9時ちょうど、「みとみ」を出発。近丸新道入口や徳ちゃん新道入口などを通過。4年前はここから徳ちゃん新道を上がるルートで甲武信ヶ岳に向かったのでした。懐かしいなあ。
これと↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904242761&owner_id=5956264&org_id=1904425380
これね↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1904425380&owner_id=5956264&org_id=1904242761
西沢山荘を左方面に進み、吊橋を渡る。ハイキングと高を括っていたら、普通の登山道じゃないですか！結構な急坂を登って行きます。しばらく進むと最初の滝、「三重の滝」に到着。雨が続いていたせいか、かなりの水量です。ここからしばらく左岸をへつるように進むのですが、いやー、険しい！雨だか滝のしぶきだかで岩は濡れており、左岸の岩壁からも水が大量に滴っている。地形的にはこういう滝の景勝地ですからね、ゴルジュ帯に近いものがある。そのままフグ岩⇒ウナギの床⇒人面洞⇒竜神の滝⇒恋糸の滝と進み、貞泉の滝からは階段で更に高度を上げる。これ、普段山をやらない人が散策気分で訪れたらヤバイんじゃないだろうか？完全に登山ですよ、このルート。
母体淵⇒カエル岩と進み、左岸の岩肌からの水が冷たいなあ、と思っていたのですが、ふと上を見上げたら雨でした。パラパラではなく完全に雨が降っている。急いでレインウェアを装着！といきたいところですが、イヤー困りました。今回はハイキング気分＆雨は大丈夫だろう、と予想していたので。どういうことかと言うと、雨具が人数分無いのです。
子供が大きくなりまして、今までのレインウェアが小さくて着れない(オペしたら身長が4cmも高くなってしまった)ので随分前に処分してしまったのですが、今後山に行く予定も無かったので新調してなかったのです。同じく靴も小さくなった登山靴は処分、新調無し。最終的に今回の布陣は以下の通り。
・自分/雨具はポンチョのみ、ゲイター無し、足回りはミドルカットのハイキングシューズ
・かみさん/レインウェアを子供に貸したため自分は無し。レインハットとザックカバーあり、足回りはハイカットの登山靴
・子供/雨具は傘を持参するが車に置いてきてしまった。かみさんのレインウェアの上を借りる。足回りはローカットのスニーカー
出だしはまあ問題無し。しかし雨はどんどん本降りに。ハイライトの「七ツ釜五段の滝」を見て折り返し地点に着いた頃は、土砂降りです。ホントに土砂降り！これは困った。子供は背負っていた荷物が登山用でも何でもないただのナップザックなので浸水してアウト。かなり深い水溜まりに何度も足を突っ込んだり渡渉のせいで足も水没。かみさんは雨具が無いので全身ずぶ濡れで身体が冷えてしまった。自分はゲイター無しだったので膝から下がビチョビチョに。まさかこんな土砂降りになるとはねえ。結論から言うと自分がいつものレインウェア上下を使い、かみさんが子供にポンチョとゲイターを貸せば問題は無かったのですが、一度雨具をおろそかにして酷い目に合わないと雨具の大事さを実感しませんからなあ。無論子供にはレインウェアを着させたので大丈夫でしたが、これを機にかみさんにはレインウェアの新調をしてもらいたいと思いますよ。
そんなこんなで所要時間4時間ちょっとで西沢渓谷を周回して「みとみ」に帰還。濡れたと言っても基本全身山装備ですから。速乾性素材の服はスゴイね。お昼食べてる間にほぼ乾いてしまった。完全に街歩きの恰好で来ている他の散策客は綿の服のようで全身ずぶ濡れのままで、靴も水没して足周りは泥まみれです。自分らはそこまでは酷くないので、やはり登山ギアは流石と言ったところ。
帰りは高速は使わずに下道で小菅村に出て、「小菅の湯」へ。ここで着替えてサッパリする(はずが、自分だけ着替えを家に置いてきてしまって風呂上り後も何となく湿った服を再び着ることに・・・。そして奥多摩湖を経由して帰るため、途中御岳駅前の例の中華屋で夜ご飯を食べてから帰りました。
何か肝心な西沢渓谷に関してあまり触れてない日記となってしまいましたが、良い所でしたよ！滝も遠くから眺める落差のある滝＝観光地の滝ではなく、ゴルジュに近い渓沿いをへつるように歩いて間近に滝や釜、滑を見ることが出来る本格的なモノでした。復路は旧トロッコの軌道跡を歩くのですが、これがなかなか素晴らしい。登山道自体はとても綺麗に整備されているのですが、途中何ヶ所かある鉄の橋のロケーションが怖い恐い！すっごいV字型に切れ込んだ谷間のかなり高度のある所に架かっているのですが、足元がグレーチングなので覗き込むと股間がﾋｭﾝﾋｭﾝしちゃいます！
機会があれば次回、今度は紅葉の時期に再訪したいと思います！
■写真解説
�…臉瑤梁譴鮠紊�ら覗き込んだところ。真っ白です！正にホワイトウォーター！滝壺に落ちたら、ライフジャケット無しでは浮き上がれないでしょう。
�△海鵑粉兇犬之銘�の左岸を遡行して行きます。先頭のピンクがかみさん、後ろの黄色が娘氏。
��西沢渓谷のハイライト、「七ツ釜五段の滝」！ですが、この頃から雨が本降りになりまして、のんびり滝見学というわけにはいかなくなって。
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