mixiユーザー(id:21015697)

2018年03月05日20:53

584 view

数奇な運命を辿った絵葉書

最近はもっぱらツイッターがメインでmixiに顔を出さなくなってしまいましたが(つぶやきはツイッターからの転載。)今回ちょっと運命を感じる出来事があったので久しぶりに日記を書いてみようかなと。
フォト

ここに1枚の古い絵葉書があります。これは昭和12年の日中戦争の際に片翼を失いながらも帰還した樫村兵曹長の九六戦を撮影したものです。
詳しいことは拙ブログの記事を見ていただければと思います。
http://besankosyashin.blog56.fc2.com/blog-entry-802.html
この樫村機は期間限定で海軍館という海軍の展示施設に展示されていたようで、海軍館の文字入りの記念スタンプが押されているのが中々貴重らしく、模型雑誌からも使用の依頼が来ました。

さて、この片翼の樫村機の絵葉書、とある方(戦記物を書かれている著名なノンフィクション作家)が樫村兵曹長が戦死してちょうど80年というツイートでこの片翼の機体の絵葉書を上げてられました。
当然見覚えのあるモノ。えっ?ノンフィクション作家なのに無断転載!?と思い、その方にこの絵葉書の画像をどこで入手したかを尋ねました。

すると、樫村兵曹長と一緒に飛行していた方からお借りしたものとの答えが。ということは別物かと思いスタンプの向きや位置、濃淡を見比べたら完全に一致。その作家の方の話によると、お借りした資料を返却した後、マニアらしき人がやってきて持ち去ってしまいそれ以来行方不明となり、元の持ち主の方もその奥様もその後亡くなられたとのこと。
それが大体15年前の話らしいです。

同じ写真の絵葉書は樫村氏の同僚の方もお持ちだったようですが、スタンプはこの海軍館にて押されたものですので同じスタンプの状態のものはないわけなので、私が所有するこの絵葉書はかつて作家さんが樫村氏の元同僚から15年前くらいに借りたものになります。

マニアの手により持ち去られ行方不明になったこの絵葉書はネットオークションに流れ、私が手にすることに。そしてひょんなことからこの絵葉書の経緯が判明したのは偶然とはいえ運命なのか。このことがきっかけでその作家さんと相互フォローする結果を得ました。

本日体験した運命的な出来事でした。
12 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する