二日前の夜です。
夕方帰宅すると、足の下から“子猫”の泣き声
探してみると、どうやら下水管の中から泣いているよう。
きっと、穴から落ちて助けを求めているんでしょう。
縦穴の底には何もいないので、途中にある横穴のどこかにいるんでしょう
『ちょっちょっちょっ』と言うも動く気配もなし。
これは不運と諦めるしかないでしょう。
そして仕事の関係で、夜遅く帰ってきた奥さん。
『子猫が穴に落ちて鳴いてるわ!!』『知ってるよ』『私救急に電話してみる!!』『そうか』
『火事が無さそうなら空いた時間に来てくれるって!!』
『本当に来てくれるんや!』
そして、家の前で待っていると思ったより早く消防車が一台来てくれました。
中からはがっしりした体格の隊員さん達 5人も来てくれたのです。
事情を話すと、『道路壊したりはできませんよ!』と釘を刺されます。
『はい、わかりました』
で、周囲を見回し、『この中かも知れんね』と道路中央のマンホールを
指指します。
さっそく消防車からバールを取り出してフタを開けてくれ、覗いてみるが
そこにはいない。
『横穴のどこかに隠れてるんでしょう』『はあ、、。』、、、、
しかし、誰も中に入ろうとしない
仕方ないので『そうしたら、私降りてみます』、消防車まで呼んだ
家の主人が行くしかないでしょう。
と、言う訳で、人一人がやっとのマンホールに、生まれて初めて入ることに
中はクモが巣をはっているけど、それを我が家のホウキで取り除き、軍手をはめてサビサビのタラップを降りていきます。
…と言っても、それほど深い訳ではなく、私の身長よりちょっと深い程度、
2mぐらいでしょう。
途中にはセアカゴケグモのようなヤツもはっていますが、無視して下ります。
底にはさらに直角に細い水路があり、排水が流れています。
きっとこの水路の枝のどこかで鳴いているのでしょうが、到底探すことはできません。
『底に餌でもおいておくと良いでしょう』体長さんが言います。
奥さんに猫フードを持ってきてもらい、それを底にまいてタラップを上って
行きます。
出口で隊員さんに抱え上げてもらい、地上に出てきました。やれやれ
皆は『これ以上はどうしようも無いね』的な表情をしています。
丁寧にお礼を言って、消防車を見送る私達
『疲れたわー、何だったんやろう?!』奥さんは駄目押しのトラブルですっかり疲れた様子。
『仕方ないわ。やれることは全部やったんやから』と言って、本日の終わりとなったのでした。
私には“ドラマ”が付いてまわることになっています。
途中からそれに気付きました。
今回もそんな思いもしない体験ができたのです。 あっと言う間に
しかし、日本の防災や救助はすごい!!
ハードがではなく、ハートが です。
ウマイ! 座布団2枚!!
ちゃんちゃん
私はこんな馬鹿みたいな行動を本当にやってしまう、うちの奥さんが
大好きです!! へへへ
∞
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