今回東京モーターショーにはあまり行く気がなかったのですが、もう高校生からずっと欠かさず行ってるのでとりあえず行ってきました。
しかし、今回のショーは過去最低のショーでした。
日本メーカーは国内販売予定の車種が少なく、有ってもグレード追加程度の物ばかり。
記憶に残ったのはスズキのクロスビーだけ。
クロスビーを写真で見たときは、デカいハスラーにしか見えませんでしたが、実際にはとても実用的な車に仕上がっていたのには驚きました。
これは売れそうな感じです。
他に驚きや感銘を受ける車は無く、コンセプトカーも今一つ。
笑えるのがカワサキのブース。
前回と同じレイアウトのブースで、同じ展示台でも使っているのかと思いました(^_^;
それと驚いたのが部品メーカーのやる気のなさ。
アイシンなんか説明員がブースに一人くらいで、あとは受付と女性スタッフが一人くらい。
並んでる製品は一応日本向けに、電動化技術をメインにしてますが、こんなの世界規模の販売でみたらほんのわずかな製品。
本当は世界のクルマ事情が分かる展示にして、日本が如何におかしな市場なのかが少しでも分かる展示も欲しかった。
他のメーカーの展示も酷いもので、如何に日本市場がクルマメーカーやその関連企業にとって魅力ない物になったのかが直接感じられて、肌寒さを感じるくらいです。
ジャトコも説明員のレベルが低く、展示していたトランスミッションの搭載車種を答えられなかった。
どの部品メーカーもドライブアシスト関連製品の展示が多いのは世の流れでしょうが、メーカー側はこんな物しかありがたがらない一般消費者に嫌気が刺してる印象もありました。
正直自動運転技術を突き詰めると、最後車は個人の所有物ではなくなり、社会インフラになることは簡単に想像がつきます。
そんな夢も希望も無い世界に向かってると考えれば、開発者も営業マンもモチベーションが上がらないでしょう。
一見華やかに見えるショーですが、今回ほど出展者の倦怠感が感じられたショーはありませんでした。
こんな出展なら二年後はやらないで良いでしょう。
特に部品メーカーは無理に出展しなくて良いですよ。
ログインしてコメントを確認・投稿する