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2017年04月09日22:42

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ヘキサゴン 今年2台目

今作っている六角形の左右一体型スピーカーは、「ヘキサゴン」という名前です。

これを最初に私に依頼したのは、私の友人で鳥取県若桜町観光協会のAさんで、「展示スペースとか店舗に使うので、左右一体型のスピーカーを作れませんか?」というものでした。
展示会や店舗では、2本のスピーカーに対峙して真ん中に座って聴く人はなく、出来るだけさりげなく音楽に包み込まれたいということでした。
「まあ、何とかなると思います」と安請け合いしたのですが、そのあとの条件が厳しいものでした。
「では、形は円形か五角形か六角形、底面は20センチ角以内で、高さは1メートル以下、予算は1万円以下で、出来るだけ音の良いものをお願いします。」

まず、円形の塩ビ管を立てたようなものに、側面にユニットをつけるのはかなり難しそうなので、形は一番作り易そうな六角形に決めました。
ところが、接合面の角度の加工がどうしてもうまくいきません。
仕方なくAさんに「加工をハンズで頼みたいので予算がオーバーするのですが、、、、、」というと、「予算は1万円です。」
もう必死で、丸鋸の刃を倒し、かんなやサンダーで修正し、ボンドやパテで穴埋めし、何とか六角形にしました。

中の構造は、ちょうど「だるま落とし」のようになっており、一番上が左右一体の主空気室、二段目三段目四段目が副空気室のフォースバスレフで、かなり凝った構造になっています。


出来上がると思った以上に音が良く、若桜町分だけでなく、自分のものも作ったのですが、誰かが遊びに来ると「作って欲しい」と言ってくれます。
昨年までに十数台は作ったのですが、すべて出て行って、手元に1台もありません。
お食事処や雑貨店、ヒーリングルーム、生け花展をするのに生け花の師匠宅、そして友人のマニア、、、、


先日若桜町のAさんとその話をしていたら、「最初に私の出した条件が厳しかったので、良かったじゃないですか」

「あんたが言うな!」という感じなのですが、、、、






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