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2017年02月23日14:14

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最新・国公立大志願者数ランク 千葉大1万人超、準難関大に人気 学部の改組・新設相次ぐ

 下記は、2017.2.23 付の産経ニュースの記事です。

                        記

 2017年の国公立大の最新志願状況が明らかになった。夕刊フジは主要66校の動向に注目。暫定トップは千葉大で、神戸大、東京大などが追う状況となった。今年は各大学で学部の改組や新設が相次いでおり、新たな選択肢に対して、受験生がどう動いたかも注目だ。(夕刊フジ)

 文部科学省が公表した最終日出願状況(2月1日)によると、千葉大は1万1087人で倍率は5・2倍となった。

 千葉大は医学部や園芸学部など幅広い学部を持つ首都圏の総合大学として知られ、昨年は国際教養学部を開設した。

 「若い人たちは『多種多様な人に出会い、刺激を受けたい』との思いが強く、総合大学は根強い人気だ。加えて今年は、センター試験の点数が文系が上がり、理系が下がったことで、受験生が難関大を避け、準難関大を目指す安全志向に動いている」

 受験関連の情報分析に定評のある「大学通信」の安田賢治ゼネラルマネジャーはそう指摘する。医学部では集団強姦事件で学生や研修医が立件されたが、直接的な影響は出ていないようだ。

 千葉大とともに1万人台に乗せた神戸大(倍率4・3倍)も総合大学としての強みを生かしている。今春、国際文化学部と発達科学部を再編統合し、国際人間科学部を新設予定。大阪大が後期日程を廃止した影響で、志願者の取り込みにも成功しているとみられる。

 後期日程を廃止した東京大は今年も1万人台に乗せられず、9452人(同3・2倍)にとどまったが「文1、文2が志願者を集めている。センター試験の文系の平均点が上がったことからも、手応えを感じた受験生が多かったのでは」と安田氏。理系より文系学部の人気が高い「文高理低」の傾向は国立大でも顕著となった。

 今年は、教員免許を取らずに卒業できるいわゆる「ゼロ免課程」を廃止する大学が相次ぐのも特徴だ。

 ゼロ免課程は教員に余剰があった時代に設置されたものだが、教員免許の取得を卒業要件としないことから、国立大入学の“狙い目”とみる志願者もいたようだ。

 だが、国はすでに教員養成課程の重点化と併せ、廃止の方針を打ち出している。

 これに対応する形で、茨城大、新潟大、熊本大、鹿児島大、琉球大がゼロ免許課程の募集を停止する。横浜国立大は今春、教育人間科学部を教員養成に特化した教育学部に改編、新たに都市科学部を開設する。「専門性を追求したいと考える学生への訴求力は高く、教員養成に特化した学部は人気を集めていくだろう」と安田氏は語る。

 時代の要請にあった学部新設も相次ぐ。

 倍率が昨年の5・9倍から6・5倍となった滋賀大(志願者数3971人)は今春、ビッグデータなどの活用機運が社会で高まっていることを背景にデータサイエンス学部を新設する。情報文化学部を発展改組して情報学部を設置する名古屋大(同4655人)も堅調に推移している。

 「文科省は文系の定員を減らして、理系の定員を増やす方針を打ち出しており、各大学の学部の改組、新設はこの影響が色濃く反映された形だ。運営費交付金が毎年1%ずつ減らされるなど、国立大をめぐる環境は厳しさを増しており、大学側の危機感は強い。少子化のなか、古い体制を見直し、魅力ある大学に生まれ変わらせる改革の波は、国立大にも押し寄せている」(安田氏)

 国立大も変化への対応が生き残りのカギとなっているようだ。

 http://www.sankei.com/life/news/170223/lif1702230037-n1.html
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