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2016年12月27日11:25

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チャランポ小春アコーディオン生活20周年記念ライブに行ってきた

【↑ここkら、どれほどの努力が】

コバ・ジュンです。

12/25、クリスマスの日、チャラン・ポ・ランタンの姉の方、小春のアコーディオンソロライブに、浅草まで出かけてきました。
会場はキャパシティ325席の雷5656会館内ときわホール。チャランポ王国民(ファンクラブ)でないボクは、一般発売に賭けたのですがあっという間に売り切れてチケットは取れず。ああ残念、行けないや…と思っていたのですが、後日twitterでお知り合いのT様が「ひとり行けなくなったのでチケットあります」とのつぶやき。うひゃー!即食いつきまして、無事にマチネ公演に行けることと相成ったのです(^o^)

正午を回った頃、浅草着。本年二度目。実はボク、浅草って今までこの二度しか来たことがないのです。楽しい街とは聞いていましたが、なかなか来る機会に恵まれず…。電車一本で来られるくせにね(都営を挟むので片道¥850というべらぼうな値段ですが)。

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会場に着き、T様と合流。感謝のあまり土下座したあと靴まで舐めて(多少誇張)お礼を言いました。そんなT様、お目当のグッズを買うために早く来ていた様ですが、残念ながら売り切れてしまっていたそう。というのも、小春がちょうど20年前のクリスマスに、サンタさんに頼んで、翌朝ちゃんと届いてたという品。のレプリカ。それがコチラ↓

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なるほど!アコーディオン!おもちゃの様ではありますが、これが実は凄くて(あとで記します)。つまり、20年前のクリスマスに初めてアコーディオンを手にし、今回のライブは記念すべき『完全なる20年目』のライブだったというわけです。

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会場内に入ります。下手の前から4列目。うほお!良席!T様、もう一度そのお靴を舐めさせてくださいまし(笑)
そしていよいよ開演。お祖母様の「うた」さんの前節(録音)からスタート。良い意味で面白くて、そして素晴らしい分かりやすさで、一気に会場内が温まります。

小春登場。二曲ほど披露した後、これまで大道芸でやってきたことを踏まえながら、使ってきたアコーディオンの詳細説明が始まります。ステージに並べてあるアコーディオンをひとつひとつ手に取り「これはどういう機能が付いてて」「これはこういう音色が出て」などなど、興味深いことを丁寧に講義してくれました。中でも右手のメロディーの方。演奏中に鍵盤の向かって右にあるボタンをカチャカチャと小春がいじっているのを見たことがあると思います。それ、ボクは単純に「音色を変えるためのもの」と認識していたのですが、実は間違っていて、「CならCのオクターブ違う音を同時に出せる」という機能も持っていたのでした。つまり、Cのひとつのボタンを押すだけで一度に4つの高さのCを出すことが可能なのです(これはアコーディオンの値段によって違うそうです)。
さらに、その機能を顎(あご)で押して変えられる機能が付いてるモノや、シャンソン特有のシャリシャリとした音色が出るフレンチアコーディオンなるもの、そして「キーボードの様に様々な音色が出せるVアコーディオン」なるものも披露してくれました。

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その後、大道芸で出会った様々な人の話を踏まえながら、そこから作った曲である「消えたモーゼ」「伝道師の憂鬱」「渋谷の占い師」を演奏。井之頭公園で出会った後、「某悪いことした人しか入れない施設」で再会した「五円さん」の話も楽しかった。その五円さんが好きだったカバー曲が「ドナウ河のさざ波」も演奏。ボクの中ではこの曲は映画「あゝ野麦峠」での印象が強い曲なんですよね。大竹しのぶさん演ずる絹糸女工が、耐えに耐えながらもあまりの仕事の辛さについに野麦峠の雪山を脱走。そこにカットインしてくる「貴族たちがシルクをまとい舞踏会で踊る」映像がこれまた非常に対比的でして…。そんなことまで思い出させてくれました。
「ドナウ河のさざ波」



宴も終盤。チャランポの曲も演奏し、「ムスタファ」では客席内に降りてきてくれます。近くで見ると本当小さいんですよね小春。でもこの圧倒的な存在感はなんでしょう。ステージ上では全然小ささを感じさせないのです。こういうのが「プロ」なんだなあと改めて感じました。
演奏中に何度もグッとくる箇所があったのですが、それは小春が力を入れてアコーディオンの蛇腹を広げたり縮める時。BUGARIを使ってる時に特に顕著なのですが、あのズシンと来る音がもう…。5656会館、見た目的には凄く古い会場なのですが、音が凄く良いのです。そんな中で力強い音色を心ゆくまで堪能しました。ラストの「ソロライブ演るのだったらこれをやりたかった」と話していた、「ひとりで何重にも音を重ねた」曲も素晴らしかったです。


アンコールでは、色々言い訳をしながらも弾き語りをしてくれた「かなしみ」。観客の心をここまでうまく掴むのは「さすが大道芸で色々経験、そしてもまれてきただけあるなあ」とし感じます。


とにかく素晴らしかった2時間弱。あ、そうそう、前述の「初めて手にしたアコーディオン」の話。これ、単なるおもちゃだと思っていたのですよ。よく子供がいる家で目にする、音階も何もないぐしゃぐしゃのピアノのおもちゃの様に。でも実はきちんとした音階に沿っていて、ちゃんと弾けばちゃんとした音が鳴るという。そこは小春、さすがアコーディオン歴20年、弾いてくれましたよそれを、超絶テクニックで!

この時の観客のどよめきを、ボクはきっとこの先ずっと忘れることはないでしょう。「こんな風に弾けるんだ!こんな音を出せるんだ!」というあの驚き。もう一回見てください。

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おもちゃにしか見えないでしょう?これですよコレ。これで「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」という演奏をしてくれました。

後説は小春のお父さま。菅原文太を思わせる様な渋い声で「本日は小春のライブに来ていただいで云々」…かっこ良かったなあ。娘さんの演奏は、今や世界を震わせるほどの存在となっていると言っても過言ではありませんよ。本当に素晴らしかったです。

チャランポを好きになった年の最後に、ここまで素晴らしい演奏を聴けるとは思いませんでした。それ以外で見ると実は良い年ではなかった感じですが、松永姉妹があまりに素晴らしかったからそれで良いじゃないか!本当にこの姉妹に出会えて良かった。音楽熱も蘇ってきましたしね。

長くなりましたね。次は年明けの中野サンプラザ。さて、どんな服着て行こうかな。まだ顔合わせてない皆様に会うのがすごく楽しみだな。あゝ早く年明けます様に。そして来年はきっと素晴らしい一年になります様に。


ではまた。


http://kobajun.webcrow.jp/
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