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2016年11月16日21:32

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11月15日(火)の日記 こんなことを考えてみました

前回の日記の続きです。

僕はライターとしてあまりにも中途半端です(卑下しているのではなく、冷静にそう思います)。

もっと勉強しなければと常に思っているのですが、かといっていまさら“そういう教室”や“そういう塾”へ通うのは違うと考えます。
これは伝わりにくいのですが、知りたいのは文章をうまく書くコツなどではなく、もっともっと具体的な「術」なんです。

実際、ライター教室なども関西にはいくつかあるのですが、講師の名前を聞いても「誰お前?」ばっかり。
(そもそもライター教室って何? 文体なんてそんなもんクライアントによって要求が変わるがな)。
学べるとしたら、ちゃんと一線でバリバリやっている人からでしかありえないと思うんですよね。

関西にはたくさんの「文字を書く仕事」があります。
しかし個人商店すぎて、術が、ノウハウが、まるで共有されていない。

日本の伝統工芸がすたれた理由のひとつに「職人があまりにも無口だから」という説があります。
技を惜しみなく後世に伝えていれば、若い技術者がもっと育っていたのにと。

ライターも作家というより職人に近しい仕事だと考えます。
決してセンスだけではやれない。
感性のみで仕事をしているイメージがありますが、そうはいってもパソコンや録音機材が必要だし、最近ではカメラも必携で、使いこなさなければなりません。
そんなふうにライターも職人としてそれぞれに培ってきた技術があるし、僕自身が職人として成長するため、日ごろ交流がない同業者の話を聞いて勉強したいんです。

そして、それぞれの方法論をいろんな人が聞いて共有できれば、関西の「書く仕事」のシーンはよりいっそう前進して向上するのに……と、このあいだからずっと思っていたんです。

そんなとき、ひらめいたのが、北浜の「フレイムハウス」という喫茶店。
美人ママさんがご夫婦でやっておられる、アットホームなお店。
(画像はママのお姉さんとです)

フォト



地下鉄堺筋線「北浜」駅からわずか3分!
とにかくハヤシライスが絶品。
コーヒーも紅茶もおいしくて、喫茶店ですが夜は各種お酒とおつまみもあります。

しかもマイクもスピーカーもあって、パソコンとつなげられる大きなテレビもあって……。

ここだ!
このグッドな条件の揃い方に、はじめ「夢か?」と思いました。

そしてフレイムハウスさんに相談したところ、とてもいい条件で使わせていただけることに。

というわけで来年2月22日(水)を皮切りに毎月第四水曜日の夜8時から、ライター(僕)がライターに公開インタビューをするトークによるワークショップを開くこととしました。

タイトルは「関西ライターズリビングルーム」。

勉強会でも塾でもなく、文章上達教室でもない。
おいしいものを食べて飲んで、くつろいで笑いあいながら、なんらかの役立つノウハウを「わけわけ」できる、あたたかい空間にしたいのでそう名付けました。
ゲストは毎回「スポットライター」と呼びます。

そして「開幕するなら、第一回目の”スポットライター”はこの方しかいない!」と、ちゃんとお話をしたのは1度しかないにもかかわらず思い切って竹内義和さんに打診。
ご快諾をいただきました。
ありがとうございます(涙)。

竹内義和さんのこと、きっと知らない人はいないでしょう。

しかし「どういう環境で原稿を書いているのか」「文章を書くとき、どの点に重きを置いているか」「どういう場所で、どういう机で、どういうマシンで、どういうソフトで原稿を書いているのか」「何時に原稿を書いているのか」「どうやって集中力をたかめているのか」など、「プロのライターとしての、プロのコラムニストとしての竹内さん」の仕事環境を、僕はからっきし知りません。

数々の名コラムで関西のメディアの頁を書き換えまくってきた竹内さんにうかがう実践的文章仕事“術”は、ライターはもちろん、どんな分野のお仕事の方にもきっと役に立つと思います。

予約など、具体的なことは、また来年に。
(当日ふらりと来れるイベントにしたいですが、もし満員になると入れないので予約をお勧めします。20人が限界でしょう)

料金は1000円+ワンオーダー(ぜひ絶品のハヤシライスを!)となります。
時間は午後8時〜10時(トークは8時30分〜9時30分まで)。
2月22日(水)、ぜひ開けておいてくださいね。
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