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2016年11月27日07:44

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キューバ、いい国だったよ

お恥ずかしい限りだが、私、たぶん世界史で習ったはずなのに、この秋にキューバに
出かけるまではカストロ氏やチェ・ゲバラの名前すら憶えてなかった。

社会主義国ということで、中国や韓国みたいな感じなんだろう、と勝手なイメージを
作っていて、行く前はちょっと憂鬱、若干の覚悟をして出かけたんだけど、
キューバ、全然違ったんだ〜。

深夜でさえ、旅行者も含め、皆さんフツーに市内を歩いていらっしゃる。

つまり、断然、「治安がいい」のだ。

中南米の国々を見渡す限り、ここまで平和を維持できている国というだけでも
素晴らしいことだと思われた。

海外からの旅行者に対して悪事を働いた場合の罪が重い、という話も聞いた。
観光業に力をいれたり、外貨を落としてもらうための二重通貨制度のついても
私はとても感心した次第。
(それでも街で声掛けられて換金すると国民用の安い通貨に替えられたりして
ごまかされることがあるので、両替は銀行やホテルなど、正規のところでしてね、と
現地スタッフから注意された。)

国の人たちにしてみれば、旅行者が国内で落として行ってくれるお金は
とても有難いはずで、国としても潤うのは事実。
医療費だとか教育費も国が負担してくれるとか、最低限生活できるだけの
お金は皆もらえているようで、乞食みたいな人は私は全くみかけなかった。

ハバナの居住区の印象は、沖縄市街を思い出した位。
質素だけど、要するにフツーなのだ。
同時に市内には立派な建物もあったりでこれもまたびっくりだったし、素敵だった。

それと整備されている道路(つまり、公共工事は盛んなわけ!)に比べて
車が少ないせいもあるんだろうけど、渋滞はないし、皆さん、とても安全運転、
本当に”譲り合って”運転していたことにもびっくりだった。
(それでも交通事故はたまにあるんですよ、現地スタッフにはいわれた。)

道路整備は本当によくなされていて、トリニダード方面に向かう道では4車線位の道が
延々続いており、一番端を通っているのは馬車だったりして笑えた。
(別に馬車専用というわけでもないようだけど、自然にそうなったんだろうね。)
幹線道路は高速道路みたいな感じで、SAもどきもあった。
その周りは地平線がみえるんじゃないか、と思われるほど、
広大な牧草地だったりで、牛や馬、羊もいたりしたわ〜。

そうそう、ハバナの市内の交差点にある信号は、あと何秒青か赤かがわかるように
秒数まで表示されていたわ〜。あれはいいね。

つまりね、随所で、国をよくみていてくれた、いい指導者がいたんだなー、と
ほんとに感じたんだ。


とはいえ、昨年のオバマさんとのやりとりもあって、これからますます外資系企業も
進出してくるだろうし、そうなると貧富の差が露骨にでてきたりして、妬みや嫉妬が
でてくるようになると、国として少しずつおかしくなってくるのかもしれない。

このままずっと”平和ないい国”でいてほしいなぁ、と勝手ながら思ってしまう。

合掌。







■カストロ氏死去で沈む市民、一方で喜ぶ亡命キューバ人も
(朝日新聞デジタル - 11月26日 22:58)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4313272
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