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2016年08月21日17:22

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ウキウキウォッチング

その人間の本性というか、本質を見極める一番いい方法は何か?というのを、題名は忘れてしまったが何か心理学の本で読んだことがある。それは、その人の家に行って部屋を見せてもらうことだという。

誰でも自分の部屋には、その人の好みに合ったものをそろえる。その人の本棚を見れば、その人の価値観や判断基準を培ってきた書物が並んでいるはずだし、飾ってあるフィギアとかポスターとか趣味の品とか、そこにあるものこそがその人の性格や趣味の大本を明確に現しているはずだと。そこはフムフムと頷くのだが、実際にその人の家まで行って部屋を見せて下さいっていうのは、よほど親しい間柄でもない限りちょっと無理な話。

でも、それと同じ論理でゆけば、自宅の部屋とまではいかなくても、その人の価値観や本質を探る手掛かりはもっと身近にありそうだ。例えば、職場にその人の机があるのならば、机の上は整理整頓されているか、書類の間にそっと挟まれた私物の書籍だとか、ちょっとした置物だとかにも、その人の傾向を見てとることはできると思う。

たとえば僕の会社の社長の机を見ると、事務所の玄関から入ってくる人が見える窓から一番遠い部屋の隅にあり(何せ社長だから、本人の希望通りの場所をとっているはず)、机の前面には本立てに挟まれて、書類がびっしりと万里の長城のごとく立ち並び、何かあるとPCの向う、更に老眼鏡の向うから亀が首を伸ばすようにして、上目遣いにこちらを覗き見ている。う〜む、これはずいぶんと閉鎖的かつ独善的、さらに何か大きなコンプレックスのある性格の人に違いない、と僕は見ている。もちろん口に出してこんなこと言いはしないけど。

一方、最近社長がヘッドハンティングしてきた副社長の机を見ると、ノートパソコンが一台、書類の提出箱がひとつのっているだけ、実にすっきりとしたもの。これで机の上に花のひとつ、家族やペットの写真でも飾ってあればちょっとはホッとするんだけど、なにか寒風吹きすさぶ荒野のような風情だ。この人、かなり頭も切れ、またそういう人にありがちな人情をばっさりそぎ落としたような冷たさを感じさせる人なのだが、加えて何でも受けて立ちますよ的な凄い自信家なのだと思う。プライドも相当高そうだし、きっと周りの人間が皆バカに見えて仕方がないんだろうな。敵に回したら一番厄介なタイプの人なのだと思う。

でも最近気づいたのだが、職場の机はそれでもまだ社会的な場所、あくまでもその人の外向けの性格を現す場所なのかなと。よりはむしろ、こちらの方がもっとその人の性格の本質をあらわしている場所なのでは、と思うところがある。それはその人の車、特に運転席の周囲、ダッシュボードの上あたりだな。車の中というのは、職場や家よりももっとプライベートな空間だし、部屋や机の上に比べれば全然場所も狭いから、そこに厳選?して飾られた品物は、その人の本質が集約されたものといえるのではないか、と思うようになった。

そういう視点で、会社の駐車場に停められた車をちらちらと観察し、その人の普段の人となりを照らしてみて、これはなかなかと一人フムフムしている最近です。お気に入りのアイドルのCDとか、UFOキャッチャーでゲットしたぬいぐるみをびっしり並べている人もいるし、すっきりレンタカーみたいな人もいれば、ほとんどカオスと化している人もいる。中にはこれってホラーじゃねーの、なんてゾッとしちゃう人もいて怖いけどね。

今週の映画は「超高速!参勤交代」(監督:本木克英/出演:佐々木蔵之介、深田恭子、寺脇康文)を観ました。第8代将軍・徳川吉宗が天下を治める時代。磐城国のわずか1万5000石の弱小藩である湯長谷(ゆながや)藩は、湯長谷の金山を狙う幕府の老中・松平信祝から、通常なら8日間を要するところを、わずか4日間で参勤交代せよと命じられる。

近々、続編も公開されるということだし、続編が作られるくらいなら面白いのかなと思ってみてみました。時代劇コメディということで、そこそこ楽しかった。相変わらず深キョンは可愛いし、とぼけた風味の蔵ノ介氏の殺陣もキラリと光る。肩がこらずに見れるということで、悪くない映画です。
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