カッコいい新幹線

奈良で法事があって久し振りに乗った東海道新幹線。

東京駅からの車窓は走馬灯を見るようでした。多摩川近くの母校、４年で処分した熱海のマンション、家族で暮らした磐田の家、寒いホームできしめん食べた名古屋駅。２時間半もあっと言う間です。

奈良までの道順で大阪市内巡り。大阪は生まれてから中学２年まで育った街。今だに染み付いた大阪弁が抜けません。環状線の新今宮駅で下車して、まずはディープな大阪、新世界と通天閣へ。

ここはド派手な看板が並ぶコテコテの大阪。ただ見るのは中国人ばかり。雨が強くなったので、地下街に下りて串揚げをランチし、近鉄の針中野駅へ。昔住んでいた街や通った小中学校を訪ねます。

その後はミナミの道頓堀を巡り、今晩は柏原市の無き祖父母の旧宅で泊ります。今は従弟が引き継いで住む広い庭を持つ古民家。そして明日は奈良御所市での従弟の法事の後、東京へ戻る予定。

ところで新大阪のホームに降り立って、目に入ったのが沢山のカメラの放列。隣のホームに派手な塗色の新幹線車両が止まっていたのです。あれは確か惜しまれて引退した超流線型の５００形。

時速３００ｋｍ運転の為、空気抵抗から車体を細く狭くした為、乗客数を減らさざるを得ず、運用難から引退したはず。でもこのカラーリングは奇抜なものの、流線型キャノピーも似合ってカッコイイ。

一眼レフを向けるのはさすがにマニア風の人達。今降りた乗客もスマホを出してパチリパチリ。当方先頭車近くに乗ったので、ホームの好位置でこのカッコいい新塗色車を撮れました。ラッキー

５００形には、東海道山陽新幹線に標準の白地に青線よりも、この塗色の方が引き立ちます。引退したものの人気が高くて、イベント列車で復活するのでしょうか？気分を良くしてさあ大阪巡りへ出発。