五島列島のとある中学校の合唱部を舞台にした青春小説。
青春いいなぁ。
合唱部の顧問をする事になる女教師のほどよい脱力感、
変に暑苦しいキャラクターは出て来ないし、
説教じみたシーンもないので気楽に読めた。
小説の中で、
ただの脇役程度の登場人物だと思っていたキャラに、
すごい仕掛けがあってびっくりな感動シーンがあったり。
合唱の課題曲はアンジェラ・アキ「手紙 〜拝啓 十五の君へ〜」
小説の中では課題曲の「手紙」にちなんで、
15年後の自分に手紙を書く。
子供には子供の悩みがあって、
もちろん大人には大人の悩みがあるものだろう。
自分次第でどうにかなる事や、どうにもならない事だったり。
もし今の僕から、15歳の僕に手紙を渡せるのなら何を書くだろうか。
とりあえずもっと外に出ていろんな経験をしろと言いたいが、
言ったところであまり外に出ないだろう。
せめて貧弱な僕なので、家で筋トレでもして欲しいかなw
15歳の僕に戻れるなら、
合唱部があれば、合唱部に入るのもいいかもしれない。
みんなで声を重ねるのは楽しいんだろうな、
僕ももっと外に出る機会につながったかもしれない。
人間関係もいろいろ変わったかもしれない。
合唱の課題曲はNコンの主催者側に指定されているが、
自由曲は自分たちで決められるようだ。
なので今の僕は、
15歳の僕が合唱部に入ったとして、
15歳の僕に自由曲で使う曲を提案したい。
自由曲は BABYMETALの「ギミチョコ」で間違いない !!
女性パート:アタタタタータタータタタタ ズッキュン♪
男性パート:ワタタタタータワータタタタ ドッキュン♪
女性パート:ズキュン!
男性パート:ドキュン!
女性パート:ズキュン!
男性パート:ドキュン!
混声パート:ヤダ!ヤダ!ヤダ!ヤダ!NEVER!NEVER!NEVER!
僕たちの歌は、
空気を震わし、大地を揺らし、新たなリズムを生み出し、
地球のリズムと重なった時に、
宇宙をつらぬく地獄へのゲートを開くことであろう。
ログインしてコメントを確認・投稿する