例によって日曜の朝のひらめきです。
少し前にテレビでヨーロッパのある国の政治家がこんなことを言っていました。
「機械や人工知能が発達して人間の仕事が奪われるという状況はすでに現実のものと化しています。そこで私はそのようにして生まれた失業者の生活保護のため、働いている人にも働いていない人にも一定の生活費を支給する法案を提出します」と。
聞いた時には「え!?そんなことできるの?」と思いました。
しかしよく考えてみれば機械や人工知能が仕事を奪ってしまうわけですから、それらが働いて産物や利益が生まれるわけです。
もしそれを国営でやれば産物や利益を国民に還元、いや、還元は元に還すという意味なので分配でしょうか、それができるはずです。
すでに製造業などの第二次産業やサービス業などの第三次産業ではかなりの機械化が進んでいます。
これから農業などの第一次産業もどんどん機械化が進んでいくと思われます。
人間の仕事はどんどん奪われていきます。
ではそれらを前向きに考えてみましょう。
人間はなぜ機械を発明したのでしょう?
辛く危険な作業を確実に効率的に行うためですね。
ではそれらをどんどん機械にやらせましょう。
しかし、もしこのまま民間企業が競争しながら機械化を続けていくならば、極少数の機械の所有者だけが莫大な富を独り占めし、残りの人間は仕事も生き甲斐も失ってしまうことになります。
ですから機械化は国の管理の下、国主体で進めていかなくてはいけないと思います。
そして辛く単純な労働は機械に任せ、人間は衣食住の心配から解放されて、芸術文化スポーツなどで他人との差別化・個性の発揮を楽しめればいいのではないでしょうか。
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