矢張り、男と女は観ている世界が違うのだなぁ、などと。

妻からの評価UP？ 夫がしてくれたら嬉しい家事TOP10
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=29&from=diary&id=3995983

いやぁ、結構やっているからTOP10くらい余裕っしょ、
と思って開いたらほぼほぼ玉砕だった、という。

うーん、成る程ねぇ。

だがこれは、色々な読み方（あらゆるデータがそうだけどね）が
出来るな、と興味深く思ったり。

一つは、一人暮らしの男で「俺は綺麗好きだぜ」なんて
彼女を呼んでみたらば、女性のチェックからしたら
からっきし駄目だったり、「こんな事してあげたんだ、
妻（彼女）が喜んでくれるだろう！」なんてサプライズが
当の妻（彼女）の仕事を増やすだけだったり、という

「そもそもの認識の違い」

これは、容易に埋まらないんだよねぇ。
この辺り、気質とか性別とかに安易に還元してしまっては
非常にいかんのだが、それでも男の「見えていなさ」は
偶に指摘などされると愕然とする程だったりする。
この辺りは、「どうして欲しいか」を「見えている」女性に
リサーチして素直にそれを実行した方が余程健全、と
云えるだろう。

もう一つは、このランキングに「出ていない家事」の存在。

非常に初歩的だが、恐らく大半の男が（これも安易な一元化は
危険だが）出来得るだろうと思われるご飯作りや掃除、洗濯などの
「基礎」が出て来ないのは、実は結構もう既に

「皆やっている」

からではないか、とも推察出来る。
だからこそもうワンランクアップ、なのか、はたまた
「やってくれるのは結構だが、だったらきっちりやれ」と云う
叱咤なのか、はそれぞれの回答者のご意見、であろうが
共働きは当たり前、収入格差の開きも男女差が縮んできた
昨今の日本社会において（また、男性の「草食化」などという
クソみたいな戯れ言を混ぜ込んでみてもいい）、『基礎的な
家事の分担は当然」という事になってきた、と云う現実を
このランキングは示唆しているのかも知れない、とも思う。

そして、最後は矢張り、

「やりたくない事は誰だって（男女問わず）やりたくないんだよ！」

と云うシビアにしてシンプルな現実だろう。

こうした事態を鑑みて、我々男はもうちょっと気が利くように
ならんといかん、と云う事なのかね。

・・・無理だろうなぁ。

つう事で、出来る事からやりましょう。背伸びは禁物。
家事なんて、況してや毎日の事。小さな事からコツコツと。

と云う訳で、妻が帰ってくるまでの間、作った
豚タンの甘辛煮で一杯やっていよう。
タンが一本、丸で安かったので買って来たのだが、
ただ焼いてレモン醤油も芸が無かろう、と云う事で
紹興酒と醤油、砂糖で煮詰めた。以前乗った
新幹線で酒のアテに買った砂肝のつまみが
旨かったので、ウチでも作っていたのだが、
「砂肝で行けるならタンだって行けるべ」と云う
仕事しながらの思いつきで作ってみたのだった。
今日は平日だから本来なら飲まないんだけど、
これを食う事考えたら、飲むしかないな、と（笑）。

こういうのも家事手伝いに入るような優しい世界に
この世がなればいいな（望遠）。