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2016年05月22日00:38

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羽田空港

 飛行機に用はないのですが、せっかく近くに住んでいるので羽田空港まで歩いてみました。
 例によって大師橋を渡り、環八との交差点で右折します。

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一時期、なにかと話題になったWATAMIの本社が近くにあります。この交差点の地下には京急線大鳥居駅が埋まっているのですが、大鳥居といえばセガ発祥の地でもあって、いま本社は天王洲に移っているそうですけど、私が面接を受けた社屋や(落ちちゃいましたが)、その隣にもっと新しい全面ガラス張りの立方体を積み上げたような建物もありました。
 このあたりも昔は町工場が軒を連ねていたはずで、輸入ジュークボックスの販売・メンテナンスを最初の業務として立ち上げられたセガも、そのうちの一つだったのでしょうか。今は妙に近くにパチンコ屋が並んでいる気がしましたが。

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 そして。お弁当屋さん、まみーでりか羽田店も発見。これでついにコンプリートですかねえ。川崎市川崎区・横浜市鶴見区・東京都大田区にお住まいでない方にはなんのこっちゃの話題で恐縮です。

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 そして、穴守橋の欄干は飛行機をかたどっていました。空港が近くなると、いろんなことが飛行機ずくめになっていきます。
 ところが誤算があって、歩道がないので歩行者はこのまま環八に沿って空港には入れません。結局、多摩川沿いまでまたまわりこむ羽目になりました。てことは、大師橋を渡ったらすぐ川沿いに歩いてくればよかったのですけど、「空港へは環八」と思ってしまっていたので、遠回りになってしまいました。もっとも、遠回りしないと見れないものもあるので、それはそれで構わんのですけど。

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 遠まわり途中で天空橋というちょっとかっこいい名前の京急線の駅を通り過ぎますが、ここが名に反して地下駅なので眺めはちっともよくありません。ちなみにこの近くの天空橋という橋が駅名の由来になっているそうですが、この橋がまたふつうのしょぼい橋で、名前負けもいいところです。

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 川沿いまで来ると平和を祈念しているとかいう鳥居がありました。

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 なぜかイスとテーブルが草っ原に置かれていますが、ここはおそらく多摩川沿いのサイクリングコースの終点で、自転車の人がたくさんいました。

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 空港へのフェンスの間が微妙にあいていてそこへ道ができていました。

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 地下道を通って反対側へ出てみると、こちら側のフェンスは明らかにわざとフェンスが破られていて、道もこちらへ通じていました。褒められたことでないのは事実ですが、なぜあの区画がフェンスで区切られているのかもよくわかりません。空港って、やはり、面倒くさい場所なのか、ちょこちょこそういうところを見かけることになりました。

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 字が完全に剥げていて読みとれない看板とか。

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 どうやら、歩行者や自転車は歓迎されないのか、この先はこんな細い道を歩かされます。サイクリングコースの終点の後、ちょっと先の羽田空港まで自転車で行こうする人たちがいてけっこうな頻度で抜かされるわけですが、その度に横にそれなくてはいけなくて面倒くさいです。

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 東京モノレールも走っています。高架はモノレールの方がむいているんだっけと思ったりするけど、すぐこの先で地下に潜るんですよね。

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 そして、空港の目の前までくると急に整備された歩道になります。空港から眺める分にはきれいなところを歩いてきているように見えます。

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 ターミナル付近はさらに歩けなくなります。実際、無料のシャトルバスがあるので、そちらを利用するのがあらゆる意味で賢明です。

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 駐輪禁止の貼り紙ところへ大量の自転車。しかし、調べた限り、羽田空港に駐輪場はありません。ネットの書きこみによると、いくつかの駐車場が現場の判断で対応してくれるようですけど、少なくとも国土交通省は自転車の乗り入れを快く思っていない様子で、それをあてにして自転車で来るのはよした方がよさそうです。

 実際、セキュリティに関していえば車と鉄道にアクセスを限定した方がなにかと好都合なのは事実で、空港にはふつうにバスかタクシーか列車で来るべきといえます。頑張って徒歩や自転車で来てもなにもいいことはありません。交通費がもったいないという人は、そもそも空港に用がないと思います。

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 国際線のターミナルは全面ガラス張り。

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 内側から見てもこんな感じ、東京国際フォーラムや国立新美術館を彷彿とさせて、やっちゃいましたなという気分になるのですけど、上の方は江戸小路と題して江戸っぽい雰囲気をベースにレストランやショップが集められていて、その上が眺めはほぼ露店みたいになってますから、開放感があって、これがなかなか悪くないのですよ。

 ちょうどキャンペーン期間中でどこまでがキャンペーンのイベントなのか、常設の展示なのか今回は判然としませんでしたけど、けっこうよくできていたと思います。ブログを見てまわるとだいたい安っぽいとかチャチいとか評価は低めですけど、私は感心しながら見てまわりました。

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 舞台もあります。なにもやってませんでしたが。

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 江戸小路はこんな感じ。

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 時代劇でよく見かける天水桶もあります。

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 屋上に出て飛行機を眺めることもできます。

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 櫓があって、子供向けに輪投げや皿回しのブースもあったりします。

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 吹き抜けになっているので、搭乗カウンターを見下ろせるし、むこうからもこちらを眺めることができます。

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 でも、ドローンを飛ばしてはいけません。って、そりゃそうだわな。

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 木製の日本橋の縮小スケールのレプリカが渡してあります。イベントで花魁道中が渡った時には人が多すぎて通行できない本末転倒っぷりでしたが、盛り上がってました。

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 そんなこんなで国際線ターミナルは一通り見たのでシャトルバスで国内線第2ターミナルへ移動します。

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 どこのターミナルも1Fが到着、2Fが搭乗、3F以上がある場合はそこがレストランやショップになっていて、2F以上はそこそこ手のこんだ作りになっていますが、1Fは本当に簡素で味もそっけもなく、とっとと帰ってくれといわんばかりです。
 鉄道と違って空路はかならず便ごとに乗るか降りるか決まっているし(トランジットもあるっちゃあ、ありますが)、搭乗にあたってはいろいろ手続きがあるけど、到着ゲートは本当に一方通行のドアがあるだけでした。

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 こちらが、搭乗のための2F。

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 さらに3Fは吹き抜けで2Fを見下ろしながらずらーっと飲食店が並んでいて、ここを眺めるだけなら、超巨大なレストラン街にしか見えず、空港という感じは微塵もありません。

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 こちらも屋上へ出ると飛行機の発着の様子を眺めることができます。多くの人が見入っていました。ものすごく大きなカメラを手にしている、明らかに飛行機の写真を撮るだけに来ている人もけっこういました。以前の職場にそういう趣味の人がいて、えらくマイナーな趣味の印象があったのですけど、年齢もさまざまで、男性でなく女性もけっこういるようでした。意外とというと失礼かもしれませんが、けっこう根強いジャンルなのでしょうか。

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 仮にも東京の名を冠しているのだから、モノレールは東京のグループが担当すればいいじゃないと思うのですけど、選ばれているのはHKTでした。

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 国内線のターミナルは互いに近いので、地下の連絡通路で第1ターミナルに向かいます。画像はブレブレですが、通路の様子です。

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 なんだかかっこいいコーヒーの自販機がありました。

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 待ち合わせ場所のオブジェは尾翼かなあと思うのですけど、よくわかりません。

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 この画像もブレブレなんですけど、第1ターミナルの搭乗フロアからの階段とその上にあるレストランです。第1ターミナルのレストランも3F以上にありますが、それらはいくつかのブロックにまとめられつつも、相互の連絡はありません。なので、あるブロックのレストランのメニューを見てから他のブロックのレストランのメニューをチェックしようと思った場合、いちいち搭乗フロアに降りてから、そのブロックへの階段のところまで行ってまた昇らなくてはなりません。
 第2ターミナルの場合は、ずっと3Fを歩きながらお店を較べることができます。

 第1ターミナルのころはあくまで旅客業務が主で、食事はおまけにすぎませんでした。というか、空港という施設を考えれば、第2ターミナルでもそれは変わらないのですが、旅客業務に準じるところまで、食事を提供するにあたっての配慮が払われ、ほぼそのための完成形とでもいえるべきものがこの時点で提示されていると思います。

 その後を受けて、国際線ターミナルではどうするのか、当然ながら議論はなされたと思います。異論はさまざまにあるところでしょうが、私としてはこれ以上、グルメや物販に注力するのは不毛な気がするので、サービスの方向へ新たなブレイクスルーを求めたことは英断だと思います。

 もちろん、空港ターミナルがアミューズメントパークを目指してどうすんじゃい、ナンジャタウンと張り合うのはそれこそ間抜けやんけという指摘もうなづけるのですが、搭乗までの時間をいかに快適に過ごすかという視点を入れた場合、そこにひたすら食べるものとお土産しかない状況も貧相といえなくはありません。じゃあ、代わりに江戸情緒が正解かといわれればまだ結論は出せないと思いますが、少なくともこれ以上モノを売ろうとするのはもう難しいのではないでしょうか。

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 第1ターミナルは両ウィングの中央にマーケットプレイスがあって、ここにレストランやショップが集中しています。ここだけ見るとデパートみたいです。それもけっこう豪華な。

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 開放型のエレベーターですよ。こういうの、意外と大変なんじゃないかと思います。

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 立ち飲み立ち食い寿司のお店もありましたよ。ボトルキープもできるそうです。いくら出張が多くても空港にボトルキープする人はいないでしょうから、空港職員向けのサービスなんでしょうな。パイロットが制服姿のままへべれけに酔っぱらってたら嫌ですけど、さすがにそんなことはしちゃいけないって規則はありそうです。お酒は着換えてから、みたいな。
 あと、大勝軒もあって驚きです。二郎はありませんでした。飛行機の前にニンニクマシマシはあかんですわな。

 マクドナルドとかモスとか吉野家とか、チェーン店も一通りあります。値段は街中のお店といっしょというわけいにはいきませんけど、別に眼球が飛び出るほどの暴利でもなくて、たしかせいぜい+50円ぐらいからだったと思います。
 私はどうしてもおなかがすいて我慢できなかったので、丸亀製麺でぶっかけうどんの大盛りを食べました。せっかくだったんだから、空港らしいもの食べりゃあよかったじゃんと今になって思わないでもないですけど、空港での食事に大枚はたくのも気がひけましてねえ、貧乏性ですからのう。

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 テナント料はバカにならないはずなのに、コカ・コーラはやけくそみたいに自販機しか置いてなかったりしてるのですけど、どうせ広告のつもりで確保しているだけなんだから、売り上げなんか知ったことかいという潔さなのかもしれません。

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