五反田観望会

今日は五反田文化センターの天体観望会の日だった。

幸い完璧な快晴に恵まれたので、プラネタリウムでの事前解説は20分で切り上げて屋上に上がり、アルビレオとγAnd、最後までねばった十数人には月も見てもらって、喜んでもらえた。

今年度になって観望会の日に晴れて観望できたのは5月のみだったので、半年ぶり、今年度やっと2回目の晴天だった。


今回は他にめぼしい対象がなかったのでしかたなくアルビレオとγAndを見てもらったが、アルビレオを二重星と説明するのみで色のことを言わないで見せると主星と伴星の色の違いに気づく人はほとんどおらず、「色に注意して見てください」と言うと半分くらいの人が気づいてくれるがの残りの半分の人はまだ気づいてくれず、「色の違いに注意して見てくださいと言ってやっと7割くらいの人が気づいてくれる。　中には「黄色と青です」と言っても「私にはわからない」と言う人さえいる。　つまりアルビレオは観望会であまり受ける対象ではない。　γAndはなおさらだろう。　また主星の色は黄色と言う人とオレンジと言う人がいる。

と、ここまでは以前にもミクシィ日記にも書いたことがあるが、今回また新たに知ったこと一つあった。　それは、片方の星の色にだけ気付いてもう一方の星の色は「わからない」あるいは「白」と言う人がいるのは前から知っていたが、そういう人はすべて主星の色のみ黄色またはオレンジ色と感じて、うす青色の伴星のほうを「わからない」あるいは「白」と感じるのだと思っていた。　しかし、今日は黄色（オレンジ色）の主星のほうを「白」と言った人もいたのだ。　つまりアルビレオは人によって「黄色またはオレンジ色（主星）と白（伴星）」だったり「白（主星）と青（伴星）」だったりするのだ。　また、今日は一人だけだが伴星の色を「黄緑」と言った人もいた。