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2015年10月10日16:21

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マンボウキャラ作成への未知のり

マンボウキャラ作成への未知のり(道ではない)

あまりに色々あったので(というかブッ飛んでいたので)日記にして書きたいと思います。
 ネタバレは無いようにしています。


ある日、マイミクさんからマンボウのキャラを作成して欲しいとリクエストを受け自分はマンボウキャラを作成しようとしました。はじめは可愛い癒し系アイドルっぽいキャラにしようとしていました。

トベルト「マンボウはボケーッとした顔しているから、のんびり能天気な性格が良いかな。
 場面はダンクが出てくる所にしよう。
 しかし、マンボウなんてあまり触れた事無いしもう少し調べてみようかな?」

・・・これが、全ての災厄の始まりだと、知らなかった・・・。
 マンボウの生態を調べる為にウィキ先生の所へ。
 そこで見たマンボウの生態は、あまりにブッ飛んでいました。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%82%A6

トベルト「硬骨魚!?寄生虫!?
 それでいて皮膚が弱い!?粘膜!?
 嘴のような歯に3メートルの巨体に、
 深海まで潜れるって!?
 三兆個の卵だけでも、充分ネタになるってのに、なんてネタの宝庫なんだ、マンボウは!?
 なんかこれだけで短篇(怪物)小説のネタ作れるぞ!?」

それは、見た目の可愛いボケーッとした姿からは想像出来ないものばかりだった。
 普通の魚には到底不可能なネタを幾つも忍び込ませたマンボウは、完全にアイドル的なその姿をかきけしてしまった。

トベルト「か、書けない・・・こんなん擬人化したら、間違いなくバケモンが生まれちまう・・・!
 稚魚もなんかトゲトゲしてるし、割りと不気味だ!ヤバイ、可愛いキャラに全然見えない!m(__)m
 だが、こんな美味しいネタの数々、無視するなんて勿体ないし・・・。
 待てよ?
 まだ他にも、マンボウにはブッ飛んだネタがあるのでは・・・?」

マンボウにはまだ可愛いキャラへの可能性がある・・・!
 その一縷の望みを賭けて、自分はマンボウのエピソードを調べる事にした。
 マンボウのエピソードで有名なのは、『マンボウの背鰭に掴まり九死に一生を得た人』のエピソードだ。
 海から落ちた少年が必死に掴んだのは魚の背鰭で、最初はサメでは無いかと心配したが、助けに来た漁師が近付いて見ればそれは大きなマンボウの背鰭。
 船を近づけ、漁師が手を伸ばし青年を救助するその時まで、
 何故かマンボウは一度も海に沈む事なく背鰭を出したまま悠々と泳いでいた。

トベルト「これだ!このエピソードがあるなら、まだマンボウは癒しキャラに・・・!」
『次のニュースです。
 南イタリアの海で体長5メートルの巨体マンボウが発見されました。これがその姿です』


フォト




トベルト「ギイヤアアアアアア!!」

あの映像は、一縷の望みを吹き飛ばすのに充分過ぎる映像だった・・・。

マンボウ、見た目は下半分無くしたちょッと面白い可愛らしい魚なのに、
 調べれば調べるほど不気味で怪物的な姿が見えてくる・・・。
 ダメだ、これでは可愛い癒し系萌えキャラマンボウなんてとても出来やしない。

このまま、怪物キャラとして出してしまうのだろうか・・・?
 だがこのままでは、ダンクの魔法で呼び出すキャラが怪物とか正直嫌過ぎる!できるだけ万人受けしやすいキャラ作りたい!だが、しかし!あまりに不気味過ぎる!
 
 
トベルト「もう終わりだ、おしまいだぁ・・・!おや、ウィキ先生の記事に何か挟まっている・・・?」

そこには、マンボウがサンフィッシュ(太陽の魚)と呼ばれる理由が書いてあった。
(以下原文まま)

時折海面にからだを横たえた姿のマンボウが観察されることがあり、丸い体が浮かんでいる様が太陽のようであることから sunfish という英名がついた。この行動はカモメなどの海鳥に寄生虫を取ってもらうため、あるいは日光浴による殺菌が目的ではないかと考えられている。


太陽の魚・・・確かにマンボウは海面にいるが、海面で横たわるマンボウなんか見ても、不気味以外の何物でもない。
しかし、そこには今までの怪物キャラを砕く一文が書いてあったのだ。それは・・・。

トベルト「カモメなどの海鳥に寄生虫を取って貰う?
 それって、あの体にカモメが降り立つって事か?
 も、もしそうならあの丸い大きな体は、カモメから見れば丁度良い休み場になるのか・・・?」

そう考えた自分は想像する。
 横たわるマンボウの平べったい体に、長い間海を飛んでいたカモメがマンボウの体に着地し、羽を休める姿を。
 いや、カモメだけだろうか?もしかしたらつばめやカモなどの渡り鳥にとっても、マンボウは大切な休憩場になるのかもしれない。
 また、マンボウが横たわればその下には影ができる。
 その影もまた、広い海を泳ぎ続ける小魚には良い日陰になるのでは・・・?

そう考えた瞬間、自分の中でマンボウの怪物的なキャラは崩れ去る。
 そして、現れたのは小さな魚や長い旅を続ける渡り鳥達にとっての大切な存在だ。
 弱い彼等にとって、長い旅を続ける彼等にとってどれほど希望を感じるのだろうか?

ならば、マンボウの擬人化キャラはこれしかない。

そう結論付けた自分は漸く、マンボウのキャラを作成した。
可愛い癒し系アイドルキャラは作れない。
しかし、頼れるヒーロー系キャラの素質は、充分あるではないか。
 これで自分の歌を歌えたら、もう誰も彼を気持ち悪いだけのキャラとは言えないだろう。
 今までの情報を元に歌詞を作成して、皆で歌えるようにして・・・これで良しっ!

 そしてできたマンボウが、これだ。

フォト



こうして、マンボウ男は完成したのであった。本編ではもうちょっと活躍するので、楽しみにして待ってて下さい。うーッ、マンボウ!!

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