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2015年10月04日10:51

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秋空に向かうセロシア

十月に入った。
新聞には早くもおせち料理の広告。
本屋では、すでにカレンダーや手帳も並んでいる今日この頃。

そうよ!!
今頃から心がけて、年の暮れの片づけに取り掛かればﾈ・・・
毎年思う、思うだけの心がけでございます。

さてさて、まだススキの穂も見えぬ沖縄ですが、
今年はトンボ畑に大きな「セロシア」が育って、一段と通い甲斐のある秋となっている。

初夏の頃でした。

　　　　　　　。。。ん？

エゴマを植えた畝の端に姿を現したのが、なんと思いがけない「

セロシア」
いわゆる野鶏頭で、ヒユ科セロシア属の花。

トンボ畑のある与根の土は、方言でじゃーがると呼ばれている粘土質の土。
栄養分はあるが何しろ固い土なので、私は時々我が家の庭や花壇の土を持って行って入れ込
んでいたのですが・・・

どうやらその土の中に、セロシアの種が混じっていたみたい。

　　　　　　　これぞまさしく

種の楽しみなり。

エゴマ収穫のあとに植えたのは落花生でしたが、それまでの堆肥たっぷりの畝のそばで、セロ
シアは盛夏の中どんどん大きくなり、強い日差しをよけ汗をぬぐう私の目に、いつも元気をくれて
いた花。

思い切って剪定したは八月の末。
バッサリでした。

しばらくの間は後悔の念にも似た、少々淋しい風景でしたけれどﾈ。
思い掛けなかった「一本のセロシア」
今ではこの通り、見事に秋空の高みを目指して咲いている。

とてもとても・・・
かつて私が農道脇から引っこ抜いてきた、ひょろ長い野生セロシアの子どもとは想像もつかぬ
ほどの立ち姿！！！

秋、