ラジオで紹介された盆花の「ミソハギ」
私が初めてこの花の姿を見たのは、40歳も過ぎた頃のこと。
夏、北関東の黒土の畑の畝の中で、ひと際色鮮やかに咲いていた。
ミソハギは花穂に水を含ませる事が出来るので、精霊棚や御供物にかける習慣や、またこの
世に下りてきた仏様ののどを潤すなどの意から、ショウリョウバナ、ミズカケバナとも呼ばれるらしい。
放送を聴いて、我が庭でも是非植えてみたいと思った。
私の盆花の思い出は、祖母との思い出。
我が家は皆花好きで、庭や畑には盆花となる矢筈ススキや女郎花、姫檜扇水仙、グラジオラス
、リンドウ、百日草、アスター、桔梗、夏菊など、様々に植えれていた夏。
商売が忙しかった母に変わり、それらの花を摘んで丁寧に束ね精霊棚の両端に供える役目は
毎年祖母の大役。見るからに豪華な仏花だった。
小さな田舎町でのこと。
それは、子ども心に、東北の短い夏の終わりを感じる時でもあった。
器用にくるっと花束を回して草ヒモで縛る祖母の姿が思い出されて、懐かしい。
現代では、アレンジメントフラワーやプリザーブドフラワー、ひょっとすると造花さえも供えられ
ている時代です。
ところで、七月に誕生した孫赤ちゃんはその後可愛い命名を受け、スクスクと育っている。
次々に送られてくる写メール受信も楽しみの一つ。
溜まった写真をやっとプリントして送ってあげたところです。
お盆には、私達の分も手を合わせ拝んでくれた孫ガールたち一家。
感謝しています。
小包みには、伯父さんの亡きあと、94歳のおばさんと優しいお嫁さん二人とで愛情込めて耕作
している岩手の
「タカミメロン」も入れてあげた。
頂いたドラゴンフルーツの甘酢漬け:左冬瓜 右モウイ
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