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2015年09月06日22:12

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仮面ライダーチェイサー逝く

新聞のラテ欄とはかくも残酷なもので
たった15文字程度で番組の内容が分かってしまう。
本日の仮面ライダードライブ、目玉はやはりチェイスだろう。
チェイスの最後、チェイス死すなんて言葉がおどっていたので
予想はしていたがその通りだった。

最近の仮面ライダーは商売があからさまで利益誘導型である。
完全にビジネスモデル化したのだろう。
どうやら来期の仮面ライダーも同様の構造で利益主義な内容となる。

主人公でさえバリエーションが複数あり、
しかも2号ライダー等の助っ人ライダーが複数いる訳で
主人公サイドのライダーだけでも収集するとなればかなりの金額が発生する。
子供は主人公の一番オーソドックスなライダーで済むという
話ではならず必ず違うライダーを欲しがるものだから利益が生まれる。
素晴らしいビジネスモデルだ。
そうそう、これは人形だけの話ではない。
ライダーは変身するのだから変身ベルトも複数する訳で全て商品化。

だからという訳ではないが、平成ライダーは怪人には冷たい。
よほど有名な怪人でなければフィギア化しないのである。
昭和ライダーはどっちかというと主人公ライダーで儲けるより
怪人で儲けていた節があったのだがこれも時代の移り変わりであろうか。


さて、ここからが本題である。
番組開始時から主人公を食っていたといってもいい敵キャラ
魔神チェイサー。
ものすごいフォルムがカッコよく
いわゆるライバル敵キャラであった。
最後までカッコよく主人公と戦うとかと思いきや、主人公側に寝返り(笑)
仮面ライダーチェイサーとして復活。
こっちのフォルムもカッコいいが個人的にロイミュードの方が良かった。
その彼が死んだのである。

ただ死方がなんとなく時代を象徴するようだったので日記に記しておいておこうと思う。
今年は戦後70年である。
70年に際し戦争を題材にした番組がいくつも放送された。
話題に上がった一つに「永遠のゼロ」がある。
特攻パイロットの話だ。
かくもチェイサーの最後がそれを彷彿とさせる演出だった。
それが良いか悪いかは分からない。
しかし、負ける事が分かっていて、死ぬことがわかっていて、
敵に攻撃をしかけ仲間を守る。
チェイサーはまた仲間に自分の宝物を託す。
特攻に出かけるパイロットが家族や愛する人に形見を残すそれと
一緒じゃないですか?
そしてチェイサーは特攻の後、爆発、死した。

永遠のゼロを見たからか?
戦後70年の今だからか?
それとも日本人は特攻のような自己犠牲的な話が好物なのか?
とにかく朝からいたたまれない気持ちになったのは確かである。

しばらくの間、仮面ライダーで2号ライダーは死ななかったのに。
ここにきて死ぬ演出が良かったのか相当悩んで欲しい。
別に死ななくても良かったと思うのは私だけだろうか。
今回の仮面ライダードライブ。
地味に好きなライダーであった。
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