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2015年05月02日23:18

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“アンブッシュ!” 『#4 D−Day.運命の夜間降下』

 仕事柄、週末でなければ祝日も出勤なのですが、ゴールデンウィークは微妙にあって、ちょいちょい休めます。なので、ひさしぶりに『アンブッシュ』をプレイしてみました。シナリオはいよいよ4本目、「D−Day.運命の夜間降下」です。え、おまえら空挺部隊だったの? というか、ここまではノルマンディ上陸作戦後の西部戦線での戦いが舞台だったわけだから、時間が巻き戻ってんじゃん、てなもんですが、そこらへんはすでにルールブックで説明されている通り、かならずしも史実の順番でシナリオが並べられているわけでありません。ルールやシステムの習熟に応じて、さらにまたコース料理のような取り合わせの妙のために、シナリオはあえて史実の順序とは異なる配列がなされています。今回のプレイでは、開発陣の意図する楽しみ方をできるだけそのまま受けとるつもりでナンバリング通りにプレイしていますが、もちろん、自分で並べかえてプレイすることもできます。

 さて、まずは最初に装備を決めます。一応、偵察の結果では敵に重火器や車両はないとのことですが、そんなものはあてにならないので、バズーカを持っていくことにしました。このシナリオは降下作戦なので、他の任務のように重装備をほいほい持っていくわけにはいきません。小銃は威力の劣るカービンですし、バズーカは装備箱に入れて別に降下させ、これを降りてから取りに行かねばなりません。しかも、この装備箱は川に落ちるとそのまま失われてしまいます。
 そんなこんなで、新米のHaroldくんはとりあえず手榴弾だけ手にして飛び降りる羽目になりましたが、それも人生です。

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 さて、いよいよ降下ですが、これはマップBの右端から一列になって降りていき、サイコロを振って上下どちらにずれたかを判定しながら、左端へ1ヘクスずつ流されていきどこへ降下したか、例のスリーブを見ながらチェックします。降下地点はだいたいマップの中ごろでして、一人につき10回ぐらいサイコロを振りつつスリーブをチェックしていき、その間に地上の敵から撃たれたりもしますから、けっこう(30分ぐらい)時間がかかります。
 途中、川の方に流されて危ない人もいましたけど、Fredが降下時に軽傷を負った以外は特に損失もなく、全員無事に降りることができました。あまりバラバラにもならず、降下してすぐ戦闘に巻きこまれもしなかったので、まずまず順調な滑り出しといえるでしょう。降下即戦闘となると、パラシュートを外すところからとりかからねばならず、かなり苦戦を強いられます。

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 マップの上の方の開けた十字路に降りてしまった分隊長Arthurのグループをまずは近くの建物へと移動させたところ、いきなり敵3人を見つけてしまい戦闘開始。うち2人はSSの将軍とその副官でして、すぐ建物の裏手にあったキュベルワーゲンに乗りこみ、逃走を図ります。だいたいどのシナリオでも、こういうインベーダーゲームにおけるUFOのような存在があって、捕虜にすると追加のポイントを獲得できるのですが、とてもじゃないですけどそんなものを狙える余裕はありません。基本的には罠だと思うのでこちらから手を出さないのですが、なんと外れたところに降りてしまったCharlesが助手席の将軍が撃ったピストルの弾に当たり、よほど当たりどころが悪かったのか即死してしまいます。しかも、彼はキュベルワーゲンの進行方向にいたので、遺体は行きがけの駄賃に轢かれてしまい、将軍と副官はそのままマップの外へと姿を消したのでした。さすがハリウッド映画でいまだに悪役にされまくるSS、やることが鬼畜です。

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 あと1人のドイツの軍曹くんはマップ中央の建物の中に登場し、橋の方へと移動していきます。実はこの任務の目的はここにある二つの橋を確保することなので、ここを敵に押さえられとなにかと厄介です。マップの下の方に降りていた副隊長Bernardが先回りして阻止しようとしたところ、そこに別のドイツ兵が登場。あわてて森に戻り隠れました。さらにいったんは建物に身を隠したArthurたちがあらためてBenardと合流するため移動を開始すると、もといた建物の中にさらに別のドイツ兵がちょっとバグっぽく登場。しかし、こいつはSSの将軍たちの後を追うように移動していき、追いすがってはこなかったので、とりあえず打ち捨てて進みます。

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 ところが、この移動途中の建物にもドイツ兵が登場して足止めをくらい、合流が阻まれます。合流のための移動で敵が登場して次第に数の優位すら揺らいでくるなか、いよいよ反撃のチャンスが訪れました。ドイツの軍曹がBernardの目の前、開けたところで移動を終えたのです。ここまで敵の姿をみるととりあえず退避していたので、初めてのこちらの射撃です。否が応にも期待が高まりますが、ここで名手Bernardの銃がまさかの故障。慌ててまた森へ逃げこみます。
 しかし、この後、Ericが軍曹を続けざまに射撃、軽傷2回で重傷にします。

 ここで一段落ついたと思いきや、今度は川向こうの森にまたドイツ兵が現れ、もたもたしているうちに橋は二つとも爆破されてしまいました。さらに橋の近くの一戸建てにもドイツ軍の兵士が出てきます。ここらでようやく兵士が集まり、態勢が整ってきたので本格的な反撃に移ります。とりあえず、その第一弾としてドイツ軍兵士が2人立てこもった橋に近い一戸建てへ手榴弾を投げこみますが、これも不発。数少ない反撃の機会がいちいち故障や不発でつぶされてしまい、さすがに辛抱たまらなくなってアルコールへ手が伸びます。

 しかし、実は敵の攻撃もあまり当たらなかったり、当たってもせいぜいパニックだったりであまりこちらも損害を被っていません。Haroldが唯一の手持ち武器、手榴弾を投げこむとこちらは爆発して2人とも軽傷を負い、さらにEricとBernardが射撃でそれぞれ軽傷を重ね、あわせて重傷にしてこの建物を占拠します。ここでさらに後方からドイツ兵が登場してくるのですが、これはEricがあっさり射殺しました。

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 さて、序盤からかなり苦しい戦いが続き、目標の橋は2つとも破壊されてしまいましたが、このあたりで遅まきながら急に戦闘の趨勢はこちらへ傾いてきます。分隊長Authorが降下した地点の近くに登場したドイツ兵は当初、SSの将軍の後を追って盤外へ逃走するように見えたのですが、その後でまわりこんで橋を目指すように動いてきていました。これをHaroldと着陸時にケガを負ったFredが仕留めます。さらに、川向こうの森にいた最後に残った敵兵もBernardの射撃により無力化し、こうしてマップ上にアクティブなドイツ軍兵士が一人もいなくなってミッションは終了しました。プレイ時間はほぼ5時間半。

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 結果は発見(登場)した敵8人がそれぞれ1ポイントずつで8ポイント。損害は序盤にSS将軍のピストルでCharlesが射殺されどうなることかと思いましたが、それ以外に負傷したのは降下のときに軽傷だったFredのみ、こちらは2ポイントでした。差し引き6ポイントで、任務達成の10ポイントにはさすがに足らず、失敗です。どちらかの橋を確保できればさらに4ポイントだったのでぎりぎり成功でしたが、さすがに2つとも落とされては勝てません。

 降下作戦なので、これまでのセオリーのようにこちらの全員で敵の一部を攻撃し、火力で圧倒して有利に戦闘を進めることが難しくなっています。不利を承知で橋に近い兵士から確保のために動くべきかもしれません。また、有利な状況をじっくり待つこともありましたが、とにかく敵の爆破を阻止するにはリスクを冒しても素早い行動が要求されるため、これまでの戦い方にこだわることなく、まったく違う戦闘を実践する柔軟さが必要です。

 それから、装甲を施した敵の車両は出ないようなので、バズーカは必要ありませんでした。これを入れた装備箱は遠くへ流されてしまい、結局、使わずじまいでした。武器は全員が降下時から持ち運べるものに限定してよいでしょう。特に建物の多いマップですから、手榴弾を多めにすれば間違いありません。あと、降下開始ヘクスは川から遠くなるように、マップ上端寄りから順番に並べればいいかと思います。

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