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2015年04月23日15:50

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日米豪印:環太平洋安保協力機構創設は急務だ!

 下記は、知人から来たメールの転載です。

                       記

 東アジアの安保体制、韓国を尻目に存在感増す豪

 朝鮮日報:2015:4・21

 昨年8月、ミャンマーで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラムにアジア太平洋の主要国から外相が集結した。フォーラムが終わると、オーストラリアのビショップ外相は米国のケリー国務長官と共に専用機でシドニーに飛んだ。両国が毎年開いている閣僚級会談を行うためだった。シドニーに到着した2人は互いに微笑み合い、星条旗が描かれた飛行機を並んで降りた。両国間の友情を象徴的に示すこの場面はメディアに大きく報じられた。

 これに先立ち、日本の安倍晋三首相は昨年7月、日本の首相として初めてオーストラリア連邦議会で演説した。第2次世界大戦で交戦したという歴史的なわだかまりのために70年近く議会演説は行われなかったが、オーストラリアが態度を転換した結果だった。

 オーストラリアがアジア太平洋地域の大国となるため、積極的に米国と日本に接近している。中国をけん制することが必要な米日は、オセアニアの友邦であるオーストラリアを自陣に引き寄せるため、それに応じている。このため、米日とオーストラリアによる同盟が東アジアで伝統的な安全保障の中心軸だった韓米日の同盟に取って代わるのではないかという分析も聞かれる。

 米シンクタンク、スティムソンセンターは最近、米日とオーストラリアがアジア太平洋地域で最も発展した安保協力体制として成長し、北朝鮮の脅威だけに焦点を合わせた韓米日関係よりも現在の国際秩序を維持するためにはるかに強い力を持っていると指摘した。具体的な説明こそ避けたが、中国をけん制できる米日・オーストラリアによる同盟は、北朝鮮を抑え込む目的でのみ機能する韓米日同盟よりも重要だという説明だ。こうした情勢変化を看破しているオーストラリアは韓米日の中で相対的に弱い韓国に取って代わるために素早く動いている。

 オーストラリアは軍事的なレベルで米日との結束を強化することに力を入れている。オーストラリアが200億ドルを投じて進めるステルス潜水艦導入事業は米日への「贈り物」に等しい。オーストラリアは日本で潜水艦10隻を建造し、そこに搭載する兵器には米国製を採用する計画だ。2005年以降、米国とオーストラリアが実施している大規模合同軍事演習「タリスマン・セーバー」に今年から日本の自衛隊も加わる。

 オーストラリアは日本の弱点である歴史問題でも日本をかばっている。オーストラリアのアボット首相は昨年、安倍首相との首脳会談で「日本は70年前の行動ではなく、現在の行動で評価されるべきだ。第2次世界大戦当時の日本とは異なり、日本は普通の国になった」と述べた。日本の主張をオーストラリアがそのまま繰り返した格好だ。2013年には米日・オーストラリの外相と国防担当閣僚が集まり、日本と中国が領有権を争う尖閣諸島(中国名・釣魚島)について、日本を支持する共同声明を出した。

 しかし、オーストラリアが中国を排除することはできないというのが外交関係者の一般的な見方だ。米国の反対にもかかわらず、オーストラリアが中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)に加わった事実から分かるように、鉱物資源の輸出に依存するオーストラリアが最大の貿易相手である中国を無視することができない格好だ。外交専門誌「ディプロマット」は「米中間の緊張が高まるほど、オーストラリアが双方に配慮することが難しくなり、つらい立場に追い込まれる」と指摘した。

 孫振碩(ソン・ジンソク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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