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2015年04月14日07:38

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(再)ありふれた日常、これこそが輝いているんだな !!


60代の膵癌の末期の患者さん、女性でした。

「今やりたいことはなんですか」と伺うと、
「道が歩きたいです」と仰いました。

私はびっくりしました。いったいどんな道なんだろう。

日曜日、車でお連れしました。黄金でできた道か、シルクロードか、
バージンロードか・・・何か特別な道がそこにあるのかと思っておりますと、
ありふれたコンクリート道でした。

右に曲がって、そして左に行くとスーパーがある。
そのスーパーで、「主人の好きな酒の肴の材料を買って帰って、料理を出してやりたい」って言うんです。

ありふれた日常、それこそが輝いているんだなっ、ていうことをつくづくと教えられます。


以上は、野の花診療所・院長の徳永進講話集からです。


誰かのコメントですが、次の言葉が書いていました。
『彼方が虚しく過ごした今日という日は
きのう死んでいったものが
あれほど生きたいと願った あした』(「カシコギ」という本)

もっともっと、真剣に毎日を充実させねば、申し訳ありません。


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