Tartaruga Type Sport Grand Touring

Tartaruga Type Sport Grand Touring

451ホイールの前後サスつきツーリングミニベロ
ムック本ではじめて見たとき、ほかの折りたたみにくらべて
コンパクトになるので気になっていたが、よく調べてみたら
ハンドルはずしやホイールはずしを組み合わせた状態の
折りたたみだったので、ズルい！と思ったことがある

それはともかく煩雑なモデルだ
素の状態でも凝った構造の前後サスがついているうえ、
トップチューブ長の短いフレームに前傾させて乗せるために
110mmのステムでハンドルを前に出してたり、
輪行のために外したハンドルを固定するマウンタやら、
フロントキャリアのマウンタ、パニアバッグ対応キャリアなど
オプションもテンコ盛りでごちゃごちゃしている

当然重量増になっているが、ママチャリなみというほど酷くはなく、
重めだがまあそこそこで収まってる感じか
またがってみると幅広のドロップハンドルが
自分の肩幅よりも大きめだったし、
二重のフォーク形状のせいでハブの位置よりフォークが
オフセットされてるように見えるので、いま乗ってる自転車が
小さいのか大きいのか乗っててよくわからなくなってくる

乗り味は重量増も効いて安定感があり、のんびり流しても
それなりに踏み込んでも不安なところはない
ブレーキもちゃんと効くし
前傾姿勢だけに力をいれやすいのもあるんだろう
重いのでそれほど速度が出るわけでもないが、
トップチューブ短めでステムの長いセッティングだと
横振りダンシングすると不安定になる傾向があるけど、
これはそれでも安定していた
（前出のEEZZはダンシングする気も起きなかった）

サスの効果は見た目に期待するほど有効じゃなく、とくに
フロント側はこんなもんか？　という感じ
リアもKHSのソフトテール程度で、ないよりはいいけど
劇的に改善するほどじゃなかった
あんまり動きすぎると脚力がロスになるので良し悪しだけど
それならリジットでいいんじゃないのという気もする

ほかにもトップチューブだけ四角断面でほかは丸断面とか
個性的な設計というか、いまいちやりたいことがつかめんなあ
という印象だった

乗ってみると見た目ほど変じゃないんだけど
この結果を得るためにここまで手の込んだことしなくても
いんじゃね？　という思いのほうが勝ってしまう
もっとシンプルに同じような自転車作れるんじゃないのっていう
あと、ハンドルはずしやホイールはずしも含めて
最小に折りたたむには、なれたひとでも10分くらいかかるそうです
色々過剰だなあ