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2015年02月23日10:11

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映画「アメリカンスナイパー」を観て

例によって仕事が溢れてどんなに頑張っても追いつかない状況の中、女房の我侭をきいて会社には「日曜日も出勤するので今夜は早めに帰らせてほしい」と言って2人で観てきました。

この映画はクリントイーストウッドが監督とプロデューサーを兼務しているという特徴があります。

普通、プロデューサーというのは監督が独断で暴走しないように制御するのが仕事なのでその両方を兼務するということはその監督の意思がそのまま反映されることになります。

だからこの映画にはクリントイーストウッドの思いがそのまま詰まっているのだと思います。

劇中、主人公が息子に「生き物を食べるくせにその殺し方にけちをつけるような人間にだけはなるな」と言って狩りで仕留めた鳥をさばかせるシーンがあります。

まさにこのシーンこそがこの映画のすべてを物語っているのです。

主人公は4度イラクに派遣されて160人を狙撃殺害した実在の人物をモデルにしています。

主人公はその任務に自ら志願して行ったのです。

すでに周知の通りイスラム過激派は女子供さえも使って爆弾テロを仕掛けてくるのです。

現地に派遣された兵士は武器を持っていると見るや誰でも攻撃しないと自分たちが殺されるという状況で生きることになるのです。

そしてそれは紛争地帯でなく、平和なはずの自国に留まっていても有り得ることを9.11で思い知らされてしまったアメリカ人。

家族や友人知人を殺されてしまった人も多く居ます。

この映画の主人公も家族を守るためという確固たる信念を持っていたからそんな過酷な任務を全うできたのだとわかりました。

映画を観終わった後、ありがちな「かぶれ」現象が自分にも起きました。

同じ映画館で上映していた豊川悦司演じる50過ぎの大学教授と20代の女性とのラブストーリーものや、先日女房が友人と観たという「フィフティシェイズオブグレイ」という、心の傷から、女性を縛った状態でないと愛せないという性愛を描いた映画をくだらないと思いました。
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