mixiユーザー(id:14438782)

2015年01月01日21:47

329 view

“アンブッシュ!” 『#3 ベルギーの寒い朝』

 大晦日に作った餃子を元旦に焼いて食べるという素敵な計画があったのですが、上野まで歩いて帰ってきたらとてもそんな気力も体力もなかったので、あっさり諦めました。柔軟に切り換えられるのが自分の長所だと思います。トホホ。

 さて、お正月は双六やカルタや凧揚げをして遊ぶものらしいのですが、どっちもないし相手もいないので、またまた『アンブッシュ』をプレイすることにしました。

  いよいよ任務3、『ベルギーの寒い朝』です。導入部をルールブックからそのまま引用してみましょう。

 前線の静かな戦区で守備任務についているあなたの分隊は、川の東岸の小さな村で露営していた。この霧のたちこめた雪の日の朝、ドイツ軍の偵察部隊をチェックするため、爆撃で破壊された建造物群の周辺をパトロールするよう指令が下った。

 てなわけで、相変わらずなにげない調子で始まるわけですが、どうせそこが曲者なわけです。この任務、霧で視界が遮られて少し先しか見えなかったり、川が大河川ということにされていて橋でしか渡れなくなっていたりと、ちょっと状況が変わっています。それから、無線機とジープも与えられています。他に大きな変更は、敵がランダムイベントでしか登場しないと最初に宣言されていることでして、どこかで待ち伏せているわけでなく、本当にどこから出てくるかわかりません。

フォト

 マップは任務2と同じ、いくつも建物が描かれているBを用います。この建物のうちの3つに分隊を分けて配置しろと指定されており、特に中央の建物は燃料集積所という情報もあるので、これを守らないといけないのかなと思ってその周辺に兵を散らせました。

フォト

 一方で、マップ上方の左右にある建物の残骸ぽいところを調べるとポイントを獲得できるともいわれているので、いずれはそちらにも人をまわさないといけません。とはいえ、まずはまわりをざっと調べていたのですが、そうこうしているうちにどこからか信号弾が打ち上げられたりして、不穏な雰囲気になってきます。

フォト

 そして、いよいよマップ右から敵兵3人が姿を現します。それだけなら、ふつうに対処できますが、あわせて左からIV号戦車も登場して、挟み撃ちにされます。かなりピンチ。
 実をいうと任務の導入部が怪しいので、バズーカを用意してはありました。他の任務では時期の記述があるのに、この任務では言及されていないし、ベルギーときて燃料集積所というと、やはり、アルデンヌ攻勢を意識せざるをえません。せっかく車両のルールが追加されて、前の任務ではジープとキュベルワーゲンが登場しているので、そろそろかなという頃合いでもあります。
 しかし、Arthur分隊は火器ポイントが少ないので、バズーカの弾が2つしかないという末期日本軍のような赤貧ぶりです。実際、変に意気ごまず最初の分隊は用意されているものを使った方がいいと思います。いや、マジで。

 形としては挟み撃ちですが、別に左右の連携がとれているわけではないので、早いうちにどちらかを叩いておけば、後の展開は有利になります。さっそく、射撃の名手にして自動小銃を任されているGilbertくんが敵の一人に重傷を負わせ、幸先いい感じでスタートを切るのですが、調子よかったのはここまで。

フォト

 その後、Gilbertくんは自動小銃を故障させて敵の侵入を許してしまうし、なにより最大の誤算はもう一人の名手でバズーカを任せていたBernard副隊長が、いつもは大活躍の人なのに今回は戦車が目の前にやってくるまで敵に気づかずぼんやりしてくれて、本当にあと少しで車載機銃で粉微塵になるところでした。ようやくわれにかえって一発目で開放状態だったIV号戦車の搭乗員を5人中3人までやっつけてくれたところまではさすがでしたが、側面から車体に当てた二発目は貫通せず、これっきり、分隊は戦車に対抗できる手段を失ってしまいました。

 いちおう、開放状態のうちに手榴弾を放りこめれば破壊できますが、そんなホールインワンみたいなマネのために兵士に危険を冒させる気にはなれず、物陰でずっと息をひそませます。なんせ見つかると建物の中にいても戦車砲で壁ごと吹っ飛ばしてきますから、本当に隠れることしかできません。その間、マップの右から入ってきた生き残りのドイツ兵2人はずっと進んで左下の木造建築物に籠もってしまいましたが、阻止するために出ていくと戦車の餌食になるので指をくわえて眺めるしかありません。

 もっとも、さすがに3人も搭乗員を失った戦車の動きはあまり活発ではなく、マップ中央まで進んでから向きを変え、今度は左下を指して進んでいきます。そこで歩兵と合流するかと思いきや、戦車はそのまま進んで歩兵は籠もったままこちらが追いすがるのを遮るかのような構えをみせます。
 実際、その方角は危なくなったらそっちへ後退するようにと指定されたところでして、要するに突破されちゃってるわけです。戦車はそのままマップの外に出てしまいましたが、そうなるとこの籠もった2人だけでも始末しないといけません。

フォト

 ここでも、Gilbertくんが活躍して2人のうちの士官をまず倒したのですが、またまた銃を故障させてしまいます。Bernard副隊長も弾のなくなったバズーカを捨て、部下から奪ったライフルで射撃しますが、これまた故障させてしまいまして、いつも活躍している人たちが今回はパッとしませんでした。
 それでもこちらの手番が続くタイミングをじっくり待ってから敵を包囲して攻めたのですけど、建物の中に籠もっている敵には本当に射撃が当たりません。次から次に兵を進めてもまったく当たらなくて、しかも、この敵はちゃっかりしたやつで、倒れた上官のマシンピストルを手に入れてますから、ここでむこうの手番になると掃射されてとんでもない損害を被りそうだったのですが、ちっとも期待していなかったFredがどうにか命中させて、やっとこさの最初の戦闘がやっと終わりました。

フォト

 敵の戦車を動かすのが初めてでルールを何度も読み返したせいもあるのですが、ここまですでに5時間もかかっています。正月からけっこう重いっす。ふつうは、双六とかカルタですからねえ。ちょっとゲームの選択を間違えたかもしれません。このまま分隊が壊滅して任務に失敗したら、なんだか年の初めからケチがついたような雰囲気になってしまいます。

 そうはいっても、とりあえずお腹は減ったし、あまり根を詰めてやってもいいことはないので、食事タイムを挟みます。でも、そこそこのものを食べるつもりでしたけど、5時間もひっぱるとは思わなかったので、すうどんのみ。しかも、揚げ玉を買い忘れていたので、ねぎのみ。世間は正月かあ、うーん。

 とりあえず、食べてからプレイを再開して、またぞろ周囲を調べていると、大隊本部から無線で連絡があり、ドイツ軍が攻勢をかけてきているので、各個に敵の行動を遅滞させつつ、後退せよとの命令です。アメリカ軍はえらいなー、日本軍とかソ連軍なら死守命令を出された挙句、置き去りですよ。で、無事に脱出した兵士1人につき2ポイント、道路橋を破壊すれば4ポイント、鉄道橋を破壊すれば2ポイント、両方とも破壊すればさらにボーナスで4ポイント(実はルールの記述がちょっと微妙だけど、この解釈ならとりすぎはなくなるはず)獲得とのこと。道路橋の破壊にはバズーカか爆弾が必要なのでもう無理だけれど、鉄道橋は燃料集積所の燃料があればできるので今からでも可能。
 仮にこのまま8人全員が無事に脱出できれば16ポイント、すでに敵発見で6ポイントを獲得していて、さらに鉄道橋の破壊2ポイントを上乗せすれば24ポイント。勝利に必要なのは25ポイント。1ポイント足りなぁーい!
 しかし、ここで最初に示されたポイント獲得手段、建物の残骸を調べれば1ヘクスにつき1ポイントが効いてくるわけです。とにかくどこか調べさえすれば、これで勝てる。

フォト

 幸い、燃料集積所はすぐ近くなので、まずはここの燃料で鉄道橋を燃やします。それからとって返して、建物跡を調べます。途中、何度かイベントに遭遇しますが、盤外からの砲撃とかで幸い敵は登場してきません。待ち伏せ場所が決まっているわけではないので、ここはもう運のし勝負です。そして、ひとまず残骸を1ヘクスだけちゃちゃっと調べます。
「はいはい、異状なし」

フォト

 せっかくここまで来たのだから、その先も少し調べればいいようなものだけれど、そうやって欲をかくとだいたい碌なことがありません。さっさと来た道を撤収します。

フォト

 橋を渡ってからも念には念をで道路を直進せず、すぐ横の森に入ってから左下の盤外へと抜けました。全員無事脱出。せこいっちゃあせこいけど、みんな怪我もなく任務も達成できたし、こんな感じで今年も過ごせればまずまず上出来でしょうけどねえ。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年01月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記