◆2日目(復路/13km、所要時間7:15・コースタイム6:30)
4:00/起床、朝食⇒4:45/御来光⇒6:20/雲取山荘(標高1830m)チェック
アウト⇒7:05/雲取山山頂(標高2017m)⇒7:20/下山開始⇒7:45/小雲取山
(標高1937m)⇒8:15/奥多摩小屋(標高1760m/ここでトイレ休憩)⇒8:30/
五十人平ヘリポート⇒8:55/ブナ坂(標高1650m)⇒上段巻き道⇒七ッ石小屋
(標高1600m/ここで9:30〜10:15までティータイム）⇒10:20/七ッ石分岐⇒
11:25/堂所(標高1200m)⇒12:55/登山口⇒13:00/小袖乗越(標高750m)⇒
13:35/鴨沢バス停(標高540m)到着⇒14:33発のバスで奥多摩駅へ
続きました。
14:00ちょうど、巻き道との合流地点である「ブナ坂」に到着。前回はブナ坂で13:00〜14:00までお昼休憩を取っており、出発時間で言うと全く同じ時間。小袖乗越の出発時間とブナ坂の到着時間が全く同じってことは、今回七ッ石山を登っているので前回よりもコースタイムは早いということか。後は気持ちのよい石尾根を景色を眺めながらひたすら進んで行く。
ヘリポートを通過。周りはテントでびっしりだ。色とりどりのテントが隙間無しに並んでいる。ツェルト泊の人も数名いる。奥多摩小屋(無人小屋でトイレが超臭い)を通過して右の巻き道からヨモギノ頭をパスする。しばらく尾根を進み、小雲取山へ。ここは富田新道との分岐点。さらに尾根を進むとやっと避難小屋直下の最後の急登に。
15:50、雲取山頂避難小屋へ到着。前回よりも10分早い到着。すかさず避難小屋にある温度計をチェック。10℃だ、暖かい。前回は同じ時間で0℃だったもん。一通り記念撮影を済ませ、16時ちょうどに出発。本日の宿、雲取山荘を目指す。しかーし！日の当たらない北斜面の残雪は予想以上！子供がツルツルと滑りまくって転びまくって全然先に進まない。あー、ズボン泥だらけやん。これで布団入るの？はあ、山頂からゲイターを装着させるべきだった。大人もアイゼン装着するべきだった。
16:45、通常20分で行ける所、雪に阻まれて45分もかかってようやく雲取山荘に到着です。実はウチのファミリーがアンカーでした。みんな意外と早いじゃねえか？HりさんちもK野さんちも七ッ石小屋を出た後は、七ッ石山は登頂しないで上段巻き道からブナ坂に出たんだとさ。加えてウチはかみさんが靴擦れになってしまい、手当てのため石尾根で15分くらいロスしてるからなあ、まあこんなもんでしょう。
部屋は今回「団体客」扱いのため個室を取れました！2階の一番端ね、これは嬉しい！まあキャパ対人数で見れば、鰯の缶詰状態は変わらずなんですが、相部屋じゃいというのはホントに嬉しい。これだけでどれだけのストレス軽減か。とりあえず全員揃ったところで大人は缶ビールで乾杯！くは〜っ、五臓六腑に染み渡るじぇ！
そろそろ夕食が始まる。食堂のキャパが80人なので、本日は3回転くらいか？宿泊客数は230人らしいので。2回目のターンでテーブルを一つ貸切で使って夕食スタート。メニューは前回と同じ。てか、毎日同じなんだと思う。部屋に戻り、コタツを廊下に出して10人分の布団をひく。時刻はまだ18時台だが、疲れてる子供は直ぐに寝に入る。元気な大人(6名中4名)は外のテーブルで星空と東京の夜景を見ながら酒盛り開始。前回はこの時間は氷点下。とてもじゃないが外で長時間の酒なんて無理だった。持ち寄ったワインやウイスキーをシェアしつつ、本日の反省会。消灯は21時だが、やはり早朝からの行動で疲れており、20時には全員就寝。
4:00、起床。朝食の1回目のターンに入ることができた。4:45、御来光。朝食を終え、外に出て日の出を待つ。加えてお約束のモーニングコーヒー。朝食後は各家族自由行動、K野家もHり家も早く帰りたい、とのことで6時前には山荘を出発してしまった。集合写真を撮ることもなく、完全に別行動。ウチらはのんびり仕度をして山荘前で記念撮影など。
6:20、前回よりも10分早く山荘を出発。ここからまた山頂まで登り返すわけだが、昨日の状況を鑑みて山荘前よりゲイターとアイゼンを装着。天気は曇り。午前中は晴れるかと踏んでいたが、むしろ昨日より雲が厚い。石尾根からの富士山も見えず、景色が見えない＆意外と風が強く寒いので、尾根上でのティータイムは見送り、七ッ石小屋を目指す。昨日通らなかった上段巻き道を行く。なお、下段巻き道は前回往復しているので今回は通らない。
9:30、七ッ石小屋到着。ここで1時間ほどおやつ兼軽めのお昼ご飯。日が出ていないためかかなり寒い。小屋を出発した直後、雨が降り出す。霧雨だし樹林帯の中なので、レインウェアは出さずにそのまま歩く。標高が下がるごとにどんどん蒸し暑くなってくる。
13:40、鴨沢のバス停に到着。雨の中、レインウェアを着込んで道路に体育座りしている乗車待ちの列。バスまで1時間近くあるが、雨なので歩くのはやめてここでバスを待つことに。泥まみれのアイゼンはそのまま雑巾で来るんでビニール袋で持って帰ることに。下山撤収時の雨は公共の交通機関利用の場合やっかいだなあ、と改めて思う。先行した2ファミリーはノンストップで下山して鴨沢には10:20着とのこと。奥多摩駅でお昼を食べて帰路についたそうだ。
ほどなくして臨時便(増発)の2台編成でバスが来る。座ることが出来た。奥多摩駅までの35分間は熟睡タイム。あとは電車を乗り継ぎ横浜へ向かう。帰宅は18時過ぎ。近くの銭湯に行って汗を流し、その後はメンバー全員集合にて反省会。とにかく全員無事登頂＆下山できたようでよかった。一回このクラスの山行を経験してもらえば、次の計画から話がスムーズに進むような気がする。さて、次はどこ行くか。
■写真解説
�〜當�のコーヒータイム。御来光を見た後は外の清々しい空気の中、ドリップコーヒーをいただくのがお約束。今回の豆は「コロンビア」っす。ジェットボイルで湯を沸かす。
��6:20、山荘を出発。前回よりも10分早い。山荘のご主人と一緒に記念撮影しましたよ。右端に写っているのは警視庁青梅署の山岳救助隊の人ね。今回GW中に雲取山では3名が遭難して行方不明になりました。
��6本爪の軽アイゼンを装着。実は山で使うのは今回が初めて。塔ノ岳・甲武信ヶ岳・畦ヶ丸、残雪の山には何度も行ってるし、アイゼンも持参してるんだけど凍結してないので一度も使わなかった。今回はカチンコチンに凍結している露岩帯の急登につき、出発時から装着です。ちなみにうちのかみさんはマウンテンダックスの4本爪ね。子供用のアイゼンはありません。
■装備関連
��Jet Boil/SOL
ジェットボイルです。あ、自分のじゃなくてかみさん専用ね。いつもバーナーは自分が持ってるんだけど、「あんた歩くの遅いし、待ってる間こっちは飲み物とか飲めねえじゃねーかよ！」って毎回言われてましてね。山専ボトルで何とか賄っていたんですが、子供いると二人で500mlじゃ全然足りなくて。お湯さえあればよい、ってことで湯沸し専用機(調理は一切しない)としてかみさんがジェットボイルを購入。サーモレギュレートシステム搭載のハイエンドモデルの「SOL」です。ちなみにチタンじゃなくてアルミね。若干の軽さより熱伝導性を優先しました。500ccの水がわずか2分15秒で沸騰するのは正に「山のティファール」と言ってよいかも知れん。
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