平成25年12月7日(土)。
今日の丸美先生は、百合系酒場での箱根巡りである。
丸美先生が参加するものとしては、昨年、平成24年11月24日(土)の湘南平(神奈川県平塚市)、12月2日(日)の大山(神奈川県伊勢原市)、今年になって、5月26日(日)の箱根金時山(神奈川県箱根町)に続いて四回目である。
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☆紅葉を見にお散歩に出かけましょ〜☆☆紅葉を見にお散歩に出かけましょ〜☆
【開催日】2013年12月7日(土)
(略)
【集合時間】10時30分
【募集人数】5名
【行き先】 箱根(強羅公園他..)※ワンボックスカーにて移動します。
【当日の流れ】
平塚から車で箱根へ行き、ランチビュッヘを食べて、箱根強羅公園へ紅葉を見に行きます。スムーズに進めば、他の施設や神社などにも立ち寄りたいと思っています。帰り道ではお土産を買って楽しい一日を皆で過ごしましょうね☆
【会費】交通費&諸経費 1,000−
※ランチ代、入場料は現地にて各自お支払い頂きます。
(略)
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9時56分、丸美先生が乗った、JR東日本、東海道本線の電車は、平塚駅に到着した。
無事、全員集合し、男役氏の運転で、予定より15分早く10時15分に出発。
今回もワゴン車一台のこじんまりしたメンバーで、今、流行リの男の娘(こ)である、メイドさんは来ないのだそうだ。
ただ、一度会った事があるけど身体が大きい人なので、来たら来たで車の中が狭くなっただろう。
昨年、平成24年12月2日(日)の大山の時に、携帯電話の電源を切って連絡を絶っていた人は、今回は、最初から来ない。
初めて会う一人は、後に知ったが絵が上手な人で、今回の出来事を絵日記にして貰えるといいな。
「今日は強羅公園以外、何も決めていないのですよ」
いきなり、言われる。
「当日は任せておいて下さい」
との事だったので、本当に任せてしまい、丸美先生も、地図もガイドブックも持って来ていない。
まだ平塚の市街地だけど、早くもコンビニエンス・ストア休憩をする。
最近流行リの、缶入り蓋付きのコーヒーを買う。
美味だった。
車は、西湘バイパスを小田原方面に進む。
太平洋が、きらきら輝いている。
海岸では、硬式野球部が練習をしている。
小田原市内になると、目の前でJR東海の東海道新幹線が一直線に横切る。
早川沿いの国道1号線に移ると、右手に箱根登山鉄道・箱根登山線が走る。
特急列車も走っているが、山岳区間なので、のろのろである。
当初は、風祭駅近くの、
えれんなごっそ
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14030378/
で食事をする予定もあったが、 ここで立ち寄っていたら腰を落ち着けてしまい、先に進めなくなる。
女子ばかりの集まりなので、お金をなるべく使わない心構えがあり、また、出発時に、お金がないと宣言している人もいた。
箱根湯本駅前のお土産屋さんがひしめく温泉街から、道が狭く、険しくなる。
右手の早川も急流になり、対岸に紅葉がある。
この先が楽しみである。
カーブを曲がるたび、紅葉に歓声をあげる。
少し行って、鄙びた温泉街の塔ノ沢温泉辺りから、周りの建物がなくなる。
道路の上を、箱根登山鉄道・箱根登山線が鉄橋で渡る。
車も羊腸な坂道を上る。
温泉街になり、大平台温泉。
また、建物がなくなり、羊腸な坂道となる。
次が宮ノ下温泉で、5月26日(日)の箱根金時山の時は、ここでガソリン・スタンド休憩をした。
インターネット旅行記だと、小田原からここまで、車の渋滞で二時間半という記述もあるので、順調ではあった。
商店に間借りしている小さな郵便局、宮ノ下温泉簡易郵便局がある。
旅館内にケーブルカーやロープウェイがあるので一部で有名な、
対星館
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14013564/
大和屋ホテル
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14041011/
がある。
どこの旅館なのか、航空機の客室乗務員のような雰囲気で洋装の女将さんが、チェック・アウトのお客さんに九十度のお辞儀をしていた。
箱根そば曽我の家 本店
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14029329/
という店がある。
「もし、高くて食べる店がない時には、ここに来ればいいと思います」
丸美先生は言う。
廉価だけでなく、箱根らしい所で食べたい。
でも、走っているうちに、廉価そうな店は、いくらでも見つかった。
国道1号線が国道138号線と分岐する所に、神社を大きくしたような温泉旅館、
富士屋ホテル
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14031730/
がある。
第31回(昭和29年上)芥川賞候補作、
曽野綾子「遠来の客たち」(祥伝社文庫)
http://www.amazon.co.jp/%E9%81%A0%E6%9D%A5%E3%81%AE%E5%AE%A2%E3%81%9F%E3%81%A1-%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%88-%E6%9B%BD%E9%87%8E-%E7%B6%BE%E5%AD%90/dp/4396320922
の舞台となっている。
日本が戦争に敗けた時に米軍に接収された歴史があるためか、辺りの店の看板が被植民地主義でローマ字だらけである。
現在は観光客相手のためだというのなら、ローマ字なんかより筆文字の方が喜ぶのではと、丸美先生は思う。
店長と男役氏が相談していて、一度、御殿場方面に向かう国道138号線を進む。
そして、左に曲がり、別荘地の中の上り坂になる。
箱根登山鉄道・箱根登山線、強羅駅の前に出て、さらに上に行った所が強羅公園だった。
駐車場で車を降りると、側溝から温泉の湯気が上がっていた。
開園時間・入園料|箱根強羅公園 - 箱根登山鉄道
http://www.hakone-tozan.co.jp/gorapark/intro/
450円を払って入場。
丸美先生は旅の記念スタンプを集めるのが好きなのだが、置いていない。
強羅公園は、考えてみれば当たり前なのだけど、山の急斜面に設けられていた。
西洋型の公園だった。
少しずつ上りながら見学していく。
まず、入って右手に温室があり、実際はなかったようだが、食虫植物が、ぱっくり口を開けていそうな植物園の見学をする。
派手な花が多い。
上の方に小型飛行機の翼ぐらいはありそうな葉がある樹があったりもする。
花だけ見ていると下ばかり向くので、なかなか上には目が行かず、ただの樹にしか見えない。
一つの温室が終わり、山の急斜面に設けられているので階段を上り、別の温室に移る。
それにしても、こちら以外は男女連ればかりである。
この時間という事は、昨晩は箱根で一泊なのか。
赤い花をクリスマス・ケーキに模しているのか円錐状に並べている所がある。
記念写真を写すための長椅子もあったが、お二人様用だった。
構わず、後から来る二人連れを待たせ、がやがやと記念写真を写す。
階段を上りながら幾つか温室を回ると、茅葺き屋根の家がある。
白雲洞茶苑
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14041913/
有料で茶室体験ができるとの事で、和服の女の人が誘ってくれたが、パス。
いつも思うが、昔の日本人は小柄である。
決して大柄でない、こちらの一行でも、頭をぶつけそうだ。
目撃はできなかったが、二人連れが来たら男の方は、確実に頭をぶつけるに違いない。
公園の中央には円形の大噴水がある。
その右手には、レストラン、
カフェピック&ホットテイクアウト 強羅公園
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14040768/
がある。
カレーライスが800円ぐらいだった。
左手の方には売店があり、ホット・アイスクリームなる妙な物が売られている。
噴水から見上げれば、箱根の山は芦ノ湖に向けて延々と高くなり、途中には温泉があるのか、白煙が上がっていた。
反対側には、早川沿いの温泉街を挟んで、明星が岳。
大噴水から先に進めばヒマラヤ杉があり、その先には薔薇園がある。
そして、その先にも入口があり、これで強羅公園は終わりだった。
箱根観光スポットサイト - 箱根強羅公園 おすすめ散策コース
http://www.hakone-tozan.co.jp/gorapark/map/course/
園長おすすめコースには、11時から16時までかかるみたいな事が書いてあったのだが。
薔薇園とはいっても疎らで、桜も紫陽花も季節外れ。
紅葉も既に散ってしまっていた。
夜中になればクリスマス・イルミネーションもあるようだが、今は昼間である。
狭い公園なのに、低差で思いの外、体力を消耗したようで、店長と男役氏は、噴水横の長椅子で休憩をする。
構造主義なのか、女子会の筈なのに、
「男の人と来ると、これだから」
みたいな現象が起きている。
ほかは、入って来た入口近くの、
箱根強羅公園・クラフトハウス
http://www.crafthouse.org/
に行き、工芸品を見る。
陶芸や吹きガラスの体験コーナーもあり、講師の指導で、ほかの人が作っている様子を見る。
丸美先生は、
「美大出身だと、こういった講師の職があるのだな」
などと思いながら眺める。
店長と男役氏は、休んでいる間に昼食場所の検討をしていたようである。
入って来た方の入口から出て、目の前の急坂を少し下りた、
蕎麦処 かつまた
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14032872/
で、お蕎麦を食べる。
あまりの急坂で、三歩下りたら別の町といった感じで、左右なら構わないけど、上下の移動はしたくない。
実際、5月26日(日)の、箱根金時山の時に立ち寄った宮城野のコンビニエンス・ストアは、ここから数百メートルしか離れていないのに、本当にまるで別の町である。
お昼の時間は過ぎていたが、女将さんの案内で、二人連れが座っている席に、どさどさと割り込む。
二人連れは関西弁を喋っていたから、東京旅行か遠距離恋愛か。
こちらは待っている間、貸し切り温泉のパンフレットなどを見る。
丸美先生は、天麩羅うどん(1100円)を食べた。
天麩羅うどんといっても、天麩羅、うどんが別になっている。
唐辛子は瓢箪型の容器に入っていた。
すっかり暖まって外に出るのが億劫になっていると、女将さんが空いた席に、次々とお客さんを招き入れていた。
見ると、お昼の時間は過ぎているのに、外で待っている人がいる様子。
早々に会計を済ませる。
待っている人のために、店の人は工芸品の剣玉遊びの用意をしていた。
駐車場に戻るのも億劫だが、そんな急坂を変速式の自転車が軽々と上っていた。
駐車場の前には、
バビ
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14023503/
という店もあり、屋外席に限り、愛犬連れの人も飲食できる様子。
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