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2013年07月30日21:27

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国際SFシンポジウムとSFファン交流会(2)

 続いて、道路を挟んだ向かいの、ホテル・ルポール麹町(麹町会館)にて、懇親会である。
 ビルの谷間の裏道なのだけど、タクシーが高速で走るので、気を付けて渡らねばならない。
 会場に行って会費6500円を払うと、人数がすっかり少なくなっていた。
 森下一仁先生も星マリナさんも来ていない。
 立食会場の写真を写すが、経費節減のためか、正面に、
『第2回 国際SFシンポジウム 【東京大会】
 21世紀SFの夢――翻訳、日本、惑星的想像力
 主催 日本SF作家クラブ  協力 城西国際大学 メディア学科』
 の看板がなかった。
 豊田有恒「イルカの惑星」(角川文庫)
 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%81%AE%E6%83%91%E6%98%9F-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B1%8A%E7%94%B0-%E6%9C%89%E6%81%92/dp/4041377099
 小松左京事務所の乙部順子さんの司会で、いろいろと挨拶があり、豊田有恒先生の挨拶で乾杯。
 豊田有恒先生の短編小説集は、全部揃え、全部読みました。
 食べるよりも先に、オレンジ・ジュースをがぶがぶ飲む。
 室内熱中症かもしれない。
 後方のテーブルでは、日本SF作家クラブのTシャツとクリヤ・ファイルが売られていた。
 Tシャツは、中国のSF作家、呉岩(YAN Wu)先生が着ている物と同じである。
 買うと、日本SF作家クラブの公式HPに、あなたの名前が載りますと、収益法人でもないのに、素人相手に阿漕な商売をしていた。
 わぐりたかし「ぷらり日本全国「語源遺産」の旅」(中公新書)
 http://www.amazon.co.jp/%E3%81%B7%E3%82%89%E3%82%8A%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%85%A8%E5%9B%BD%E3%80%8C%E8%AA%9E%E6%BA%90%E9%81%BA%E7%94%A3%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%97%85-%E4%B8%AD%E5%85%AC%E6%96%B0%E6%9B%B8%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AC-%E3%82%8F%E3%81%90%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97/dp/412150447X
 丸美先生は、丸美先生自身が星新一グッズだから買わないけど、それに、名前は既に、星新一公式HPに載っている。
 女性作家のパット・マーフィー(Pat Murphy)先生が、猫耳を付けて歩いていた。
 後から懇親会場に来た人が、外はゲリラ豪雨だと言っていた。
 丸美先生は廊下に出、窓の外を見てみる。
 地球最後の日のような大雨で、異常気象はSF(サイエンス・フィクション)の材料だと思うけど、誰も関心を示さなかったのが意外だった。
 ひかわ玲子・碧風羽「くるみ割り人形/白鳥の湖 バレエ名作物語」(集英社みらい文庫)
 http://www.amazon.co.jp/%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%81%BF%E5%89%B2%E3%82%8A%E4%BA%BA%E5%BD%A2-%E7%99%BD%E9%B3%A5%E3%81%AE%E6%B9%96-%E3%83%90%E3%83%AC%E3%82%A8%E5%90%8D%E4%BD%9C%E7%89%A9%E8%AA%9E-%E9%9B%86%E8%8B%B1%E7%A4%BE%E3%81%BF%E3%82%89%E3%81%84%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%81%B2%E3%81%8B%E3%82%8F%E7%8E%B2%E5%AD%90/dp/4083211261/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1375172899&sr=1-1
 名刺を配っている人がいた。
 丸美先生が名刺を渡すと、その人はくれなかった。
 誰だか知らないが、怪しからん。
 気の毒と思ったのか、ひかわ玲子先生が名刺をくれた。
 石川喬司「魔法つかいの夏」(早川文庫)
 http://www.amazon.co.jp/%E9%AD%94%E6%B3%95%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%84%E3%81%AE%E5%A4%8F-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%ABJA-%E7%9F%B3%E5%B7%9D-%E5%96%AC%E5%8F%B8/dp/4150300674
 中締めが近くになって、小谷真理先生が、今回のシンポジウムを動画中継するに当たっての、苦労話を語っていた。
 巽孝之先生は、今回、BAKA(馬家=競馬評論家)でもある、石川喬司先生も呼ぼうとした時の話をしていた。
 BAKAの石川喬司先生は、身体の調子が悪いとの事だが、近頃、夢を見るのだそうで、小松左京さんが出て来て、「虚無回廊」の続編が書けたから読みに来いと、星新一先生は、麻雀のメンバーが足りないと言うのだそうである。
 小松左京「虚無回廊」(ハルキ文庫)
 http://www.amazon.co.jp/%E8%99%9A%E7%84%A1%E5%9B%9E%E5%BB%8A%E3%80%881%E3%80%89-%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%82%AD%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B0%8F%E6%9D%BE-%E5%B7%A6%E4%BA%AC/dp/4894566907
 21時頃にお開きになった。
 丸美先生は、今度は、新宿での、SFファン交流会に向かう。
 雨は止んでいた。
 東京地下鉄(メトロ)・半蔵門線、永田町駅の階段を見つけ、地下にもぐったとたん、都道府県のゆるキャラのパンフレットがたくさん置かれた所に出た。
 要するに、道に迷ってしまった。
 通路をあちこち行って、ようやく、半蔵門線に乗る。
「ショートショートの広場」の作家、
 道尾秀介「月と蟹」(文春文庫)
 http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%88%E3%81%A8%E8%9F%B9-%E9%81%93%E5%B0%BE-%E7%A7%80%E4%BB%8B/dp/4163295607
 の、中吊り広告があった。
 今晩は、隅田川花火大会があったという事で、浴衣姿が多い。
 しかし、豪雨に襲われ、濡れ鼠である。
 秋葉原の帰りなのか、メイド服もいた。
 渋谷駅で、副都心線に乗り換える。
 後から思ったら、丸ノ内線に乗れば一直線だった。
 新宿三丁目駅下車。
 新宿駅から近い雑居ビル3階の、
 台湾料理 味王
 http://r.tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13006785/
 に到着。
 SF評論家、牧真司先生の奥様、牧紀子さん(http://sf.lovelove.jp/meamet.php )に挨拶をすると、
「ご無沙汰ですね」
 と言われてしまった。
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<SFファン交流会> 7月例会のご案内
■日時:2013年7月27日(土)午後2時〜5時
■会場:神宮前区民会館(明治神宮前駅徒歩2分、原宿駅徒歩8分)
●テーマ:大森望☆てんこ盛り!
●ゲスト:大森望さん(アンソロジスト、翻訳家、書評家)
●会費:500円(お茶・お菓子代込み)
●内容:大森望さん翻訳の《オックスフォード大学史学部》シリーズ最新作が6月刊行の『オール・クリア2』で完結!さらに、大森望さん篇の《書き下ろし日本SFコレクション NOVA》シリーズが、七月刊行の『NOVA10』で第一期完結となります。
 ファン交七月例会では、翻訳家、アンソロジスト、書評家、評論家、編集者、etc.……。いろいろな顔をもつ大森望さんにお越しいただき、両シリーズの魅力をたっぷり語って頂きます。
※いつもの場所で二次会もございます。途中参加も歓迎ですので、お時間が少しでもできましたら、ぜひお越しください。
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 昼間は、つい先日まで、第149回(平成25年上)芥川賞・直木賞受賞作の予想で稼ぎまくっていた、メッタ斬り書評家、大森望先生の講演だった。
 大森望・豊崎由美「文学賞メッタ斬り!」(筑摩文庫)
 http://www.amazon.co.jp/%E6%96%87%E5%AD%A6%E8%B3%9E%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BF%E6%96%AC%E3%82%8A-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A4%A7%E6%A3%AE-%E6%9C%9B/dp/448042413X
 昼から参加しなかった事に後ろめたさがあったので、
「国際SFシンポジウムには、あの人とあの人もいました」
 と、バラすと、
「今日は、そういった人、多かったみたいですよ」
 と言っていた。
 後から、
「今日は、国際SFシンポジウムに来ていたでしょう」
 と、丸美先生の事をバラしている人もいた。
 その人も、後ろめたい反面、参加した事が自慢でもあるのだ。
 自慢と言えば、作家さんのサインの色紙を持って来ている人もいた。
 家に置いているだけでは死蔵だし、知らない人に自慢しても面白くない。
 ここに持って来れば価値の分かる人ばかりだから、自慢が成立する。
 ただ、携帯電話と一緒に放ったままなのが気になる。
 間違えて汚したら大変である。
 日本SF作家クラブで売っていたTシャツやクリヤ・ファイルも、ここに持って来れば自慢できる。
 そういえば、死神くん(♂)と死神くん(♀)の恋の行方はどうなったかと見ると、離れて座っていた。
 後の事になるが、死神くん(♀)が帰る時に、死神くん(♂)はちゃんとエレベーターの所にまで送っていたから、順調に進んでいるのだろう。
 台湾野球を熱く語っている人がいた。
 台湾の学校が甲子園大会に出場できた時代についても、押さえていた。
 丸美先生は来るのが遅かったが、
 いとうせいこう「想像ラジオ」(河出書房新社)
 http://www.amazon.co.jp/%E6%83%B3%E5%83%8F%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%82%AA-%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%86-%E3%81%9B%E3%81%84%E3%81%93%E3%81%86/dp/4309021727
 や、
 星 新一「ミラー・ボール」(「小説新潮」(平成25年8月号))
 http://www.shinchosha.co.jp/shoushin/tachiyomi/201308_01.html
 の話をする。
 23時頃、特製ラーメンが出て来てお開きになった。
 来るのが遅く、特製ラーメンとジュース1杯だけだったので、会費は1000円にして貰った。
 その他、昼間の資料も貰った。
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