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2013年07月20日21:29

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自動車部品の工場で働く

 6月の頭から自動車部品の工場で働いています。本当は建設現場で働いてみたかったのですけど、なんか普通免許が必須らしくて私には無理でした。星飛雄馬が「父ちゃんは日本一の(ピー)だ」と叫んだころは今は昔、力作業はパワーショベルがやっちゃうらしいですし、単純な肉体労働というイメージはもはや幻想なのかもしれません。

 そんなこんなで工場に仕事をみつけたわけですが、最初の難関は靴でした。私は足の形が他の人とちょっと違うらしく、流通センターでも支給された靴がどうも合わず、工場でもそうでした。しかも工場ともなると安全靴がJIS規格相当品、いわゆるなんちゃって安全靴というわけにはいかず、ちゃんとJISを取得したものでなくてはいけません。前者なら二千円ぐらいであるのですが、後者だと七千円ぐらいからでして、靴底も異様に硬いので中敷きも必要でして、そうなると八千円はいってしまいます。しかも、買った靴がまた微妙に足にあわなくて、最初の数日は試用期間ということで時給も安かったので、なんだかもうその日の稼ぎがそのまま靴代に消えるという、靴のために働いている状態でした。結局、三足も靴を買う羽目になってしまって、他にもいろいろ準備が必要だったりして、最初の一週間は働く準備を整えるために働いているようなものでした。ま、どんな仕事もそんなものかもしれませんが。

 未経験者も可ということで応募して採用になったのですが、実際に製造業を未経験の人が応募することは少ないらしくて、私が担当しているのは、工場の中で最も簡単な製造と単純な力仕事でして、自分でもけっこう願ったりかなったりな感じだったりします。この仕事も一日働くとくたくたに疲れてしまって、よく眠れるのでそれはありがたいですね。デスクワークのころは眠れないのが本当にしんどかったので。

 面接のときにも言われた通り、工場は古いです。なんというか、屋根と外壁が煤けたトタンでザ・町工場といった雰囲気です。まあ、ここではあえて、「趣がある」と表現しておきましょうか。そもそも茨城に新工場がありまして、一年後にはすべてにそちらへ移管してこちらの工場は閉鎖になる予定でして、社員がぽつぽつと退職していっているので、それを派遣で埋めているという状況なわけです。というわけで、私も一年後にはさっそく次の仕事を探さないといけないわけですが、工場が閉鎖するところに立ち会えるというのは、なかなかない体験ですから、できればそこまでいたいものだと思います。最後の最後まで派遣を残しておくかといえば、ちょっと疑問もありますけれども。

 そんなこんなで、某自動車メーカーのトラックを海外(国内向けは茨城の工場で作っているそうです)で買う機会がありましたら、そのキャブホールドは私が作ったやつかもしれないので、よろしくです。

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