mixiユーザー(id:8325272)

2012年12月29日10:08

2 view

渋谷食べ歩き「カトリック渋谷教会」

 平成24年12月24日(振・月)。
 今日の丸美先生は休日出勤である。
 その代わり、夜には、せっかく、東京・渋谷通いをしているのだからと、カトリック渋谷教会にて、降誕祭(クリスマス)礼拝の体験をしたのであった。
 世間では休日なので、朝の女性専用車の運行はなかった。
 そのため、立ち客はいつもより少ないものの、体が大きな男の人が座席に来て、窮屈な思いをした。
 ほかの人は、
「今日みたいな電車なら、毎朝、楽なのに」
 と言っていたが、丸美先生は逆の思いだった。
 さて、夜の降誕祭(クリスマス)礼拝なのであるが、計画段階では、目移りする程の候補があった。
 (所在地順)
 日本基督教団東京山手教会(渋谷区宇田川町)
 (http://www10.ocn.ne.jp/~t-y-c/christmas2012.html )
 日本キリスト教団中渋谷教会(渋谷区桜丘町)
 (http://www2.tbb.t-com.ne.jp/nakashibuya/ )
 日本キリスト教団渋谷教会(渋谷区渋谷)
 (http://www.shibuya-church.or.jp/ )
 渋谷バプテスト教会(渋谷区鉢山町)
 (http://sbc-jp.org/osirase.html )
 渋谷聖ミカエル教会(渋谷区広尾)
 (http://shibuya-michael.com/2012/12/1465 )
 聖ドミニコカトリック渋谷教会(渋谷区南平台町)
 (http://news.catholic-shibuya-church.org/?eid=116 )
 結局、勤務場所と勤務終了時間、教会所在地と礼拝開始時間の関係から、20時開始の聖ドミニコカトリック渋谷教会(渋谷区南平台町)を選ぶ事とした。
 場所は、JR東日本・山手線、渋谷駅から道玄坂を上り、旧山手通りを左に曲がって、左手にある。
 たまたま昼食会で遠征していた場所だったが、そうでなかったら、遠いからと候補から外していただろう。
 18時30分頃に着いた。
 20時までには、まだ時間がある。
 公民館のような雰囲気の玄関に入り、長椅子に座ると、丸い顔のシスターさんが歩いていた。
 時間待ちの信者もいて、
「メリー・クリスマス」
「メリー・クリスマス」
 と言い合っていた。
 この時間で食事をしておこうと、冷たい外に戻る。
 あるのはチェーン店のラーメン店、焼き肉店、ファミリー・レストランといった所。
 旧山手通りを南側に向かう。
 後に地図を見ると、各国大使館や教会が並ぶ、異国情緒のある通りのようだったが、暗くて良く分からない。
 クリスマス・イルミネーションが光る建物が並ぶ。
 左手に教会が現れ、駐車場に外国人が大勢集まっていた。
 ポスターによると礼拝は19時開始のようだが、英語でしか書かれていないし、外国人ばかりなので、また機会があればとする。
 後に調べると、知らない地名だからと候補から外していた、渋谷バプテスト教会(渋谷区鉢山町)のようだった。
 外から見るとファミリー・レストランのような雰囲気の大型書店があった。
 実際、入ってみると、レストランの壁際に本棚がある、あまり見ない形態の書店だった。
 建物も分野別に幾つかに分かれ、専門書店の集合といった趣だった。
 ここも後に地図を見ると、既に、東京急行・東横線、代官山駅の近くで、高級住宅地の中の書店なのだった。
 書店で暖まってから引き返す。
 また、いずれ、来てみたいものである。
 来る時にあった教会の駐車場に大勢いた外国人は、既に建物の中に入ったようだ。
 駐車場係の外国人が、
「メリー・クリスマス」
 と言ってくれた。
 結局、聖ドミニコカトリック渋谷教会そばの、
 俺流らーめん塩〜塩とタンメン〜 南平台店
http://r.tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13137182/ )
 で、塩ラーメンを食べる。
 教会に戻ると、まだ時間があるが、既に礼拝堂が開放され、
「メリー・クリスマス」
 と、本物の蝋燭(ろうそく)と賛美歌の歌詞カードが手渡される。
 蝋燭(ろうそく)は紙コップの中に立っている。
 正面の十字架に向かって右側、前から3番目に椅子に座る。
 聖書を乗せる机があり、実際、その下の棚には、聖書と賛美歌集が置かれていた。
 年期が入った礼拝堂だった。
 次々と信者が来るが、丸美先生のような、にわかクリスチャンがいない様子で緊張する。
 にわかクリスチャンは、公園通りの、日本基督教団東京山手教会(渋谷区宇田川町)などに行って、こんな遠くまで来ないのだろう。
 丸い顔のシスターさんが、丸美先生の前の前、つまり、先頭の椅子に座る。
 その、シスターさんの前に司会者席があり、20時になり、礼拝の開始を告げる。
 最初は、賛美歌109番(聖しこの夜)の合唱だった。
 後方の二階席にパイプ・オルガンがあり、声楽隊もいた。
 しかし、いわゆる、
「聖しこの夜……」
 と違った歌詞だったので、戸惑い、一緒に歌えなかった。
 係りの人が、蝋燭(ろうそく)に火を点けてくれる。
 火は、隣の人に回して行く。
 後方から、十字架を掲げた人、聖書を掲げた人などに続いて、白い服を着た外国人の神父さんが、大名行列のように入場して来た。
 正面の壇に立ち、お言葉がある。
 向かって左手には、手話通訳をしている人がいる。
 お言葉が終わり、蝋燭(ろうそく)を消す。
 献金の時間となり、係の人が、踊るような足取りで、赤い袋を持って巡回する。
 ここで、神父さんから聖水を受ける時間になるが、司会者からは、
「教会の洗礼を受けていない方はご遠慮下さい」
 との説明があった。
 前の席から順番に聖水を受けていたが、丸美先生は、にわかクリスチャンなので受けられない。
 順番を譲り、席に残っていると、皆、ぎょっとして、悪魔かのように見るのが印象的だった。
 これが体験できただけでも、渋谷駅から遠い、にわかクリスチャンがいない教会に来て良かったように思う。
 その後、曲は知っているが題名の知らない賛美歌があり、讃美歌112番(諸人こぞりて)の合唱もあり、終了である。
 司会者からは、
「続いて、集会室でクリスマス・パーティーがあります。どなたでも無料で参加できます」
 との説明があった。
 前の席にいたので、どの程度、にわかクリスチャンがいたのかは分からないが、公民館の一室ような集会室に移る。
 机の上のプラスチックのお皿に、お寿司やサンドイッチが並んでいた。
「降誕おめでとう」
 で乾杯。
 立食で御馳走を楽しむ。
 丸美先生は、主に、ポテト・フライとマカロニ・サラダを食べる。
 オレンジ・ジュースも飲む。
 ほかの教会から梯子して来たという人が合流し、クリスマス・キャロルの合唱もあった。
 壁際には本棚があったが、聖書関係の書籍に交じり、仏教関係や、
 島田洋七「佐賀のがばいばあちゃん」(徳間文庫)
http://www.amazon.co.jp/%E4%BD%90%E8%B3%80%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%81%B0%E3%81%84%E3%81%B0%E3%81%82%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-%E5%BE%B3%E9%96%93%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B3%B6%E7%94%B0-%E6%B4%8B%E4%B8%83/dp/4198920001 )
 の全巻もあった。
 お開きは22時過ぎだった。
 丸い顔のシスターさんにお辞儀をして失礼する。
 帰りは玉川通りを、東京急行・新玉川線(地下鉄)、池尻大橋駅に向かって歩く。
 新山手通りを立体交差で渡ると、谷底の細道に赤提灯のラーメン店が見えた。
 食べてみたかったが、さすがに次の機会である。
(400文字9枚3/4)
1 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する