■山行概要
◆【奥高尾】
高尾山(599m)⇒城山(670m)⇒景信山(727m)⇒陣馬山(855m)
◆2013/1/4(金)快晴、気温-6℃
◆所要時間9:05(コースタイム6:50)、累積標高差1010m、歩行距離約20km
◆6:36/高尾山口駅着⇒7:05/稲荷山ルート登山道⇒7:40/稲荷山⇒
8:30/高尾山山頂⇒紅葉台⇒一丁平(ここで9:10〜10:15まで休憩)⇒
10:35/城山山頂⇒10:50/小仏峠⇒景信山山頂(ここで11:25〜11:35まで
休憩)⇒12:55/明王峠⇒陣馬山山頂(ここで13:55〜14:55まで休憩)⇒
16:10/陣馬高原下バス停着
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
ってことで新年の初山は奥高尾の縦走に行ってきました。ここで日記をつけるようになってから高尾はこれで3回目ですね。
★2012年11月の高尾はこちら↓
（
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1884009719&owner_id=5956264）
★2012年4月の高尾はこちら↓
（
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1865810001&owner_id=5956264）
昨年は2回とも景信山から下山してしまいましたが、今回はやっと陣馬山まで縦走と相成りました。よってタイトルも「奥高尾縦走」と変えてみました。陣馬山は奥高尾山域の最西端にありますよ。うちら的感覚だと「高尾」って高尾山のことではなくあの辺の「山域」を指すんだけど、どうも普通の人からは高尾に行く＝「高尾山に登る」と捉えられてとても嫌なんですよね。まあ実際高尾山は登りますけども、単なる通過点というか縦走の起点というか。目的地でないことだけは確か。今回の山行だと全工程のちょうど6分の1に過ぎないし。あ、決して高尾山をバカにしているわけではないですよ。
今回は元々一人で行く予定だったのです。何回も行ってるので土地勘もあるし、ソロでも問題ないだろうと。自分のペースで陣馬まで走破してみようかな、と。で、この話をしたらやはしというか、いつものメンバー(うけもち登山部)が集まりました。
早朝4時台に家を出る。めっちゃ寒い！八王子で横浜線から中央線に乗り換えるが、凄い寒さ。明らかに横浜より気温が低い。高尾駅から京王線に乗り換え。屋根のある駅構内でも息が真っ白。完全に気温は氷点下ですよ。そんなこんなでいつも通り6:36着の電車で高尾山口に集合。自分入れて計5人が集まりました。ただ今回はパーティーではないので基本自由行動です。
膝サポーターの装着など、いつもより準備に時間がかかり予定より5分遅れて稲荷山ルート登山口からクライムオン！いつもはこの準備の時にアウターシェルは脱いでザックにしまって行くのですが、さすがに今回は無理。ちょっと立ち止まっただけでつま先まで冷たくなる外気温。全部着込んだ状態で出発します。
が、やはり動けば暑い。最初の小休止ポイント「稲荷山」の東屋に到着。ちょうど先行の自分以外4人が入れ違いで出発するところ。結局アウターは脱いでザックにしまい、いつものスタイルに。こういう時デブは寒くないからいいよね。ちなみに今回の服装ですが、ベースレイヤーはジオラインの長袖・半袖の重ね着に上からウィックロンのTシャツの3層。ミッドレイヤーはフリースでアウターにシェルの全部で5層レイヤーで行きました。
ほどなくして高尾山山頂に到着。もの凄くいい天気。富士山が超キレイに見えます。が、先はまだまだ長いのでピークハントの記録撮影だけして直ぐに紅葉台方面に移動開始。まあ大まかな流れはいつもと変わりません。朝ごはんの予定地の一丁平に向かいます。
途中先行組みのうち3名(くりぼうさんご夫妻とだーたかさん)に追いつく。一丁平へは今回初の巻き道を行きます。実はこの道は「シモバシラ」の観察ルートなんだそうです。霜柱ではなく「シモバシラ」ね、植物です。氷の花を咲かせる不思議現象に遭遇です。
んでもって最初の大休止ポイント、一丁平に到着。ここで再びメンバー全員集合、朝ごはんです。カレーやらパンやらみんな思い思いのものを食す。自分はフリーズドライのビーフシチューにお湯を入れて、ロースターでフランスパンを炙っていただきます。で、食後にコーヒー。一つ誤算は水場が凍ってて水が出ないこと。コッフェル類を洗う前提でいたので結構やられれた。しかたないのでウェットティッシュで拭いて撤収用意。結局自分以外の4人が出発してから30分遅れで出発することに。次の小休止ポイント景信山まではまたボッチです。
2つ目のピーク、城山は記録撮影だけで速攻スルー。そのまま小仏峠まで降り、ここも記録撮影だけして3つ目のピーク景信山に向かう。ちょうど先行4人が移動開始するタイミングで何とか追いつき、自分は休憩無しのまま後を追う。景信山までは何度も来ているのでソロでも問題ないが、景信山から陣馬までは今回初となるため、一緒に行かないと不安なので仕方あるまい。
次の小休止ポイント明王峠までの景信山からのコースタイムは80分。長い。高低差はあまりないのだけど、尾根道をひたすら歩く。途中巻き道の分岐が何箇所かあるのだが、1箇所を除き全て巻き道を選択。体力温存のため堂所山のピークハントは断念。とにかく歩く。
ようやく明王峠に到着、やっとトイレ休憩だ。一丁平を出てから2時間40分、ノンストップだったので流石に疲れた。ザックを下ろして小休止。行動食(スポーツ羊羹とか)など食べる。くりぼうさん夫妻は先に出発、だーたかさんと二人で後を追うもだーたかさんにもどんどん距離を離されて結局ここでもボッチに。まあ、元々自由行動だから関係ないんだけどね。
自分のペースでゆっくりと歩を進める。足がだるくなってきたせいか、ポールを持つ両腕に負荷がかかり今度は腕もだるい。ヘロヘロになりながらやっとのことで陣馬山山頂に到着。写真でよく見る白い馬の像がお出迎え。素晴らしい眺望だ。360℃パノラマ。富士山も見えるし東京湾も見える。江ノ島も見える。新宿副都心のビル群やみなとみらいのビル群も。ホントいい天気だ。昨年はキャンプに7回行って5回雨だったのだが、アウトドアで好天に恵まれるってホントにうれしいことだとしみじみ思う。
茶屋が開いていたので缶ビール買って飲む。はあこれはウマイ！寒いけどウマイよ、ビール。ここで遅めの昼食。ラーメンを作って食う。その他集合写真の記念撮影など。達成感でいっぱいだが、山行はまだ終わらない。ここから下山してバス停まで1時間以上かかるのだ。
15時前、下山開始。鬱蒼とした樹林帯の狭い登山道を黙々と下る。イメージ的には雲取山に近いかな？真っ直ぐ上に伸びた杉林の中を歩く。これは完全に日が落ちたら真っ暗闇だろう。あと1時間遅ければヘッドライトが必要だ。16時前に山から抜けて道路に出る。不気味な廃屋の続く道を行き、16:10にバス停到着。9時間5分のロングトレイル終了。
暴飲暴食の続いた年末年始、酒太りして鈍った体に12kg背負って山道を20km歩くのはしんどかった。9時間のロングトレイルは昨年富士山の2日目の10時間に次ぐ長さだ。さすがに疲れた。多分全身の筋肉痛になるだろうなあ。
バスは1時間に1本。16:25のバスに乗り込み34分かけて高尾駅に到着。高尾と陣馬高原下はバス停の終点と終点なんですね。その後は高尾駅付近で打ち上げ兼新年会。20時前には解散して各人帰路に着きました。
さて、来週末の3連休は家族でスキーです。2泊3日で上越国際に行ってきます。これからはスキーシーズンなので、山はしばらくお休みかな。今のところの予定だと、今年はあと4月に丹沢方面(多分鍋割山か塔の岳)、5月2週目に甲武信岳、7月下旬か8月上旬に富士山、9月3連休のどちらかで白馬岳、ってことです。
■装備関連
��ZAMST/ニーサポーター
⇒今回投入の新規装備はこれだけ。装備って程でもない、ただの膝用のサポーター。ただ、膝全体を覆うのではなく、膝のお皿を下から持ち上げるバンドに棒が入ったようなやつ。いつも下山中に右ひざのお皿が具合悪くなるので今回両足に装着してみた。効果は覿面で、これはいい買い物をした。スキーの時にも使ってみることにする。
■写真解説
�々眸�山の山頂から撮影。気温は氷点下だけど、超がつく快晴で新年そうそうとても清清しい気分。雪を被った富士山がきれいです。
�∈能薀謄�ッシュペーパーが捨ててあるのかと思ったこれが噂の「シモバシラ」。様々な条件が重ならないと滅多に観察できないらしい氷の花。シソ科の多年草の植物が枯れ、生きてる根が吸い上げた水が枯れた茎の隙間から溢れて花のように凍る現象のことらしい。詳しくは高尾山公式サイトを。
URL↓
http://www.takaosan.info/topics66.htm
��やっとこさの思いで辿り着いた陣馬山の山頂。空が青いぜ！そしてここから下山してバス停までがまだ1時間以上の道のり。ぐは。
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