まあ一応、「氷菓」は観ようと思っていたわけですよ。
原作のことは全然知らないけど、京アニだし、
「日常」と違ってふざけた感じにも見えなかったし。
で、1話での過剰な演出もそれほど嫌では無かったし、
お話も、まあ、理屈はわからんでもない、と、
とりあえず保留として視聴を続けておりました。
んが、今回8話でさすがに見切りつけるかなあと断念しますた。
これまでも端々で感じていたのだが、ますますこの作品の患部が理解できたように思う。
ロジックを追求するべく素材は揃えられているが、
それがドラマのレベルまで昇華できていないなあと。
いや、むしろロジックを追えばドラマ性は下がるのが筋とも言えるわけだが、
「何故?どうしてそうなるの?」というこちらの疑問に対して、
「こういうロジックなんです」では到底納得できないなあと。
今回で言えば、脚本担当への追求が無い時点であまりにもお粗末。
無論、今後にそれ+冒頭のチャット部分のことも織り交ぜて話が展開されるのだろうが、
「それってロジックにキャラクターが当てはめてあるだけじゃね?」と、
ワシは窮屈だなあという感情しか沸かないのであります。
で、原作既読の友人に聞いたところ、
原作では脚本担当への追求絡みでちゃんとフォローがあり、
一応の形にはなっていると教えてもらった。
ああ、それならその場面をオミットしたアニメスタッフには改めてダメ出しだなあと。
まあ、それでも、原作の流れを聞かせてもらうと、
やっぱり脚本担当への追求が急所であり、
お話自体はワシにとっては楽しめるものではなさそうと思えたので、ヤメだなあと。
ワシは常々、キャラのドラマが見たいと言っております。
所詮作られしモノだけど、あくまでその中でキャラ達が考えて行動している、
と思いたいわけですよ。
好みの差もあるけど、「氷菓」にはそういうところを過度に期待してもいけないかなあと。
見た目の作りの良さを感じる分、勿体無いなあと思いつつも、
無理に追従しないのが信条の今のワシは、
文句のひとつでも書いて、それで終わりにしとこうかなという感じ。
と、「氷菓」を観てない人にはさっぱりわからん内容だが、
詳しく書く気も無いので、概略だけでご勘弁をw
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