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2012年04月02日15:46

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ラブラブ探偵危機一髪 ライヘンバッハへいらっしゃい〜中の人編〜

『ラブラブ探偵危機一髪 ライヘンバッハへいらっしゃい』と言う名の(私の中で)、『シャーロック・ホームズ〜シャドウゲーム 吹き替え版』を見ました。

吹き替えの映画を、映画館で生まれて初めて見ました。そりゃ、そうだよ!私が普段見る映画は、吹き替え版なんか、作っていないよ!単館の映画館でやる物で、吹き替え版はないだろう(あるのかも知れないが、私は知らない)。ポルノ映画は、日本語だし。他、私が行く映画館は、近代フィルムセンターだ。国立近代美術館別館扱いのやつな。あれ、良いよね。600円くらいで、昔の映画が2・3本くらい見られるの。ドキュメント映画が結構面白い。戦時中のとか。
そんな人間なので、吹き替え版など見たコトがなく、最初ちょっと慣れなかった(^_^;)。
何に笑ったって、最初、字幕を探してしまったって言う・・・(-_-)。吹き替え版だから、字幕はねえよ!(途中、ちょっとあったケド、フランス語のとこ)

何で行ったかと言えば、中の人が、ホームズ先生=藤原啓治氏。ワトスンさん=森川智之氏だったから・・なのですが。
あと、字幕版を見た時、何とか、ヒヤリング出来ねえかな?って思ったが、半分も聴き取れなかったので・・・。早口なんだもん・・・。特にホームズ先生。仕方ないケド。原作でも早口で喋るってっ書いてあるんだよね。興奮すると、一段声が高くなり、立て板に水の如く、ブワ〜っと喋り出すホームズ先生。無理無理!私の英語能力じゃ、無理無理!
そんな私は、学生時代、1年間英会話の授業を取っておりました。しかも、最初50人くらいいた生徒が次第に減り、最後5人くらいになったのですが、クソ真面目な私は、その残った5人の中に入っていました。なのに、映画の台詞が半分くらいしか聴き取れねえってどういうこったよ!私の1年間は何だったんだ(-"-)??1年間、私は真面目に何をやっていたのだろう・・・・。記憶喪失?

森川さんと、藤原さん。
声優さんに詳しくない方は、分からないよね・・・。藤原さんは、今だと、『アクエリオン EVOL』で、不動・ZENさんの声を当ててます。1番有名なのって、おそらく、『クレヨンしんちゃん』の、しんちゃんのお父さんの“野原ひろし”の声・・だと思う。あと、『荒川アンダー ザ ブリッジ』の村長の声とか。本来は役者さんなので、男前で驚くよね。てか、見ると「文学座顔だぁ〜」って思う。濃い顔。森川さんは、私の中では、地獄先生ぬ〜べ〜の、玉藻先生なのだが、1番有名なのって何なのだろう?森川氏は、一時、一昔前の神谷明氏状態だったような気がします。「美形キャラは、とりあえず、森川さんにやらしとけ!」みたいな。
TVアニメの『ベルセルク』のグリフィス・・・だっけ?あの青白い髪の兄ちゃん・・とか。あと、『今日からマ王』のコンラードとか。『犬夜叉』の奈落とか。やはり、イケメン率高し。ジュード・ロウが、映画吹き替えの森川さん担当なので、今回もこの配役。とにかくどちらの声優さんも、一杯色んな声を当ててます。

余談ですが、『アクエリオン』の、トーマってキャラが、森川氏だったと思ったんだが(何か、天使っぽい、羽っぽい髪が青白い人。人じゃないのかな?・・・森川氏は、髪の色が、青白い人をやるイメージなんだろうか?(そんなコトはねえ))、現在の不動・ZENが、藤原氏の為、私の中では、トーマと不動ZENが、イチャイチャパラダイスを繰り広げているようで、妙に可笑しかったです。いや、2人ともとても良い声ですケドね。
でも、何か、本当にBLCDを聴いているようだったよ。ちょっと面白い体験だった。

アイアンマンも藤原氏がダウニーさんの声を当ててましたっけ?映画のダウニーさんの担当が藤原さんなんでしょうかね。

で、何か見てて、中の人だけで考えると、CPは、『ホームズ先生×ワトスンさん』だよなぁ・・・って思った私、ドイルに謝れ!ガイ・リッチーには謝らん。寧ろ、ガイ・リッチーが、ドイルに謝れ!だと思うんだが(笑)。

3作目があるのかは知らないのだが、私は、ここのホームズ先生とワトスンさんの出会いが本当に気になります。本編にないので、薄い本業界(笑)の人は、原作から引っ張って来てバーツのシーンを入れ込んだりするのだが、バーツのシーン如きで、一緒に同居してくれるような気しないんだよなぁ〜。だから、私は「賭けをした説」を推奨(笑)。

バーツで考えるとして。「アフガニスタンに行っておられましたね。」って言っても、ここのワトスンさん「で?」って言うと思うんだ。「凄いや、この人〜」にはならんような気がする。言い当てられて驚くとは思うケド。
で、ホームズ先生、バーツで何やってたかって、死体を棒で叩いたり(死斑を見ていたのであろう)、解剖ばっかやってたり、行動が謎の人で、傍から見たら、完全にサイコパスだったであろうから、おっかなくて、通常一緒に住めないと思うんだ。
なので、前述のシーンプラス「じゃあ、賭けをしよう。僕が勝ったら、君は、僕と一緒に住むんだ。良いね?」で、まぁ、賭け事の類で、ホームズ先生が負けるワケないので、ワトスン君が当然負けて、例え嫌がっても、「約束を反故にするなんて、名誉軍人の君らしくない行動だね。」で、終わり。これ言われたら、ここのワトスンさんは、意地でも一緒に住もうとするだろう。

どうでも良いが。ホームズ先生が、「助手を連れて来たよ。」って、ジュードワトスンさんを連れて行ったら、スコットランドヤードの人、皆吃驚したろうなぁ〜。変人の助手だから、どんな変人かと思ったら、結構まともで普通の人だし(ホームズにかける愛情のみおかしい人である。ここのワトスン君。他は普通)、スゲエ、イケメンだし。「何か、あの変人、スゲエ男前の医者連れて来たおったでぇ〜」って、スコットランドヤード中、大騒ぎだったよな、きっと。で、「アイツ、女嫌いなんじゃなくて、単にスゲエ面食いなだけなんじゃねえか?」って言われるって言う・・・。

で、ここから先は、ちょっとネタバレになるので、TV放送まで待ちますよ〜とか、そう言う方は、ここから先を読む場合、ちょっと注意した方が良いかもです。

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字幕版と、吹き替え版だと、少し台詞が違うのですが、ワトスンさんが、ホームズ先生が仮死状態になちゃって、泣きそうになりながら助ける場面は、字幕版の方が好きでした。
「死んで良いなんて、許可してない!」って言う訳の方が好き。吹き替え版だと「戻ってこい!」なんだケド、「許可してない」って、軍人さんぽい言い方で、ここのワトスン先生は「軍医じゃなくて、バリバリの軍人なんじゃねえか??」と思う部分が多々あるので、こちらの台詞のが好きだった。

この後の流れは、何回見ても好きだなぁ。
「死ぬな馬鹿野郎!」で、薬打って、仮死状態から解いて助けたってのに、ホームズ先生「僕のコトバカって言っただろう!」って怒るって言う。
流石、先生。自分の悪口だけは、仮死状態になっても聞き逃さない!(笑)
いや、悪口じゃねえケド。まぁ、馬鹿とは言ったが・・・。その前の、涙ながらの告白は、何も聞いちゃいなかったんだね、ホームズ先生・・・。

で、コミュで言われて気づいたのだが・・・。
ワトスンさん。何で、心臓マッサージだけで、人工呼吸をしないのだ?医者なのに・・・。普通するよなぁ〜・・・。
心臓マッサージと人工呼吸を併用して処置しないと、蘇生しないですよ?
理由は、「うん。この設定で、人工呼吸させたら、別の意味が発生しちゃうから、出来なかったよ。」が正解だろうケド、私は「テンパってて忘れてたんだな・・」と思うコトにします。

あと、結婚式のメアリのドヤ顔が、私はやっぱり好きです。
「オマエの好きな男、取ったったでぇ〜!」と言わんばかりのドヤ顔のメアリ。
でも、ひょっとして、ドヤ顔なんぞするから、ホームズ先生のメアリの助け方が、「列車から突き落とす」になったんじゃねえか?と言う気もする。やられたコトは10倍返しをする大人げない人なので。だって、絶対、他に助け方あったと思うもの。
そんなメアリが、終盤、手帳を持って帰って、警察に指示出してるのが、私にはツボ過ぎる。
メアリ、民間人なのに(笑)。「まだ、2ページが終わったところですよ!」と、警察を叱咤するメアリ嬢。おそらく、もう、楽しくなって来ちゃったんだろうね。「うわぁ〜、何これ、何これ、私、犯罪捜査の手伝いしてる〜。何コレ、何コレ〜」状態。

因みに。薄い本業界では、メアリ嬢は、腐女子にされるか、旦那以上に、冒険好きの、冒険マニアにされるコトが多いです。
そんな辺りでも、やっぱり、この映画、同人っぽい!(笑)
因みに。私が書くと、やたらテンションの高い、冒険の為なら、旦那(ワトスンさん)への犠牲も厭わない女性になってしまい「こんなの・・・絶対メアリじゃない・・・」って思う。

最後のモリアーティとのチェスの早指し対決は、文句なしに恰好良いです。
頭が尋常じゃなく良い人達のチェスなので、最早、駒は動かさず、口頭でバトルする(駒が何処に配置されてるか、どちらも、記憶出来るから)。

そんな頭が良い人なのに、やっぱりモリちゃんは、2回ほど「この人、ホントに頭良いのかな?」って思う部分があるのだが、それは、原作もそうだから、仕方ない。
(そもそも、『最後の事件』は、ドイルがホームズを殺す為だけに書いた作品なので、メッチャクチャなのである。原作で1番不思議なのは「別に滝で闘わなくても・・・」である。その先の滞在地で待ち伏せしてた方が良くね?モリアーティ教授、結構、ご高齢ですよ?なのに、あの、ライヘンバッハの崖を登って行ったんでしょうか?そう考えると、すげえ、執念だな。よっぽどホームズをぶっ殺したかったんだなぁ。)

パンフ読んで気づいて、吹き替えで「あ、ちゃんと言ってる」って思ったのが、ホームズ先生が「ヘイミシュ・ワトスン」と呼んでるトコ。前祝(なのか?一応)の場面。
ワトスン先生、名前が、ジョン・H・ワトスンなのだが、ミドルネームのHが『ヘイミシュ』だ・・と言う説があるのです。原作では出て来ない。シャーロキアンのミステリ作家さんの説。ヘイミシュって、スコットランドの昔の呼び名らしく、親しい人の呼びかけにも使うらしいよ。「親愛なる君」みたいな感じ?「愛する君」とか。
そんな言い方してる割に、ホームズ先生は、親愛なるワトスン君の結婚式前祝いを、犯罪捜査に使うのですね・・と。鬼畜探偵、容赦なし!

しかし、ワトスンさん。何で、この人に、結婚式の前祝頼んじゃったかなぁ〜・・・。ホームズ先生、サプライズパーティは好きそうだよね。自分で企画するのは。
でも、ホームズさんにとっては、「何で、このタイミングで結婚する!」だったんだろうなぁ。モリアーティとバトルしてるから、「ワトスン君、下手すると狙われますよ?」と。「そんな中、何、呑気に結婚しようとしてるんですか?」と。
だから、映画でも喧嘩をしていた。結婚式も、新婚旅行も滅茶苦茶にされて、怒るワトスン君に「つまりは、この結婚式のタイミングが最悪だったんだ!」と怒るホームズ先生。でも、ワトスンさん、事情知らねえんだから、仕方ない。

吹き替え版の場合、音響監督さんが、演出をかけるので、ちょっと違う雰囲気になっていて面白い。「助けたんじゃなくて、埋めたんでしょ?」って嫌味っぽくホームズさんが言う場面とか、吹き替え版の方が、砕けた感じになってたと思う。

マイクロフトの声が、銀河万丈さんだった。なんでも鑑定団のナレーションの人・・で分かるでしょうか?私にとっては、『ななこSOS』のドクター石川。
結構合ってました。吹き替え版では、「兄は、ヴィクトリア女王の護衛だ」と言っていたのだが、マイキー兄ちゃん、どう考えても、護衛には向いてないと思うので(守れないと思うよ?射撃も上手くはなさそうだし・・・)、おそらく、側近なんでしょうね。ブレーン担当。
女王様の側近なら、ここのホームズさんちは、おそらく、爵位持ちであろう。セレブリティだな。

ご飯を食べるシーンをもう少し増やして欲しかったな・・とは思う。ジプシーキャンプで、ハリネズミのスープ食ってたケド。その代り、ジプシーのシム姐さんが、常に何かモキュモキュ食べていた。細長い枝みたいなのは、ビーフジャーキーかなぁ?

そんな感じでした。

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ところで、BBC版の『シャーロック』のDVDの日本語版の発売がやっと決定したと思ったら、3枚組で、12000円と言う、「高っけ!」と言う値段でぶったまげました(^_^;)。
いや、確かに、韓流ドラマや、ハリウッドのメジャー作品並みに売れる作品じゃないとは思うケド、この値段だと、「じゃあ、NHKの再放送待てば良いや〜」ってなって、余計売れなくなるんじゃあ・・・って心配になりました。1枚4000円・・・。1時間半4000円・・・。ハリウッド映画のDVDなら、1000円や500円で買えたりするもんねぇ・・・。まぁ、比べちゃダメだケド(売れる量が違うから)。
おそらく、買うケド・・・。てか、今日の新聞に、グラナダ版の『シャーロック・ホームズの冒険』のDVDBOXの宣伝が出てたので、私は、こっち先に買えよ、自分!って思う。でもサ・・・暫くしたら、また、再放送しそうな気がするんだ〜・・・。あと、どうせ、暫くしたらBD版とか出るでしょう・・・。
でも、宝島社の本にDVD付いてるやつは欲しいんだよね。場所取っちゃうケド。
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