月曜日、主婦さんが腰悪くして、レジ以外の作業全部任せられて、薬の副作用で身も心もキツくなる。
姉宛てのメールに「疲れた 疲れた 疲れた」と書く。
帰ってきて茶の間でげんなりして剃刀を持ち出し手首にビシッ
ぷつっーと血が出る。また剃刀で線を引く。血ぷつー。ぼんやり眺める。何回も繰り返す。痛っとか思わなくなる。ちょっとピリッとするぐらい。
おかんが気づいてビックリして剃刀を取り上げる。おかん泣く。
次の日休みでメディカルやってるから電話して看護士につないでもらう。
「すぐおいで と先生の伝言です。」
おかん付き添いで火曜日メディカルに。
「リスカが止まらんのやって?」
「うん。」
「どのぐらい切ったんや?」
腕を見せる。
「うわっ
」
先生リスカなんて見慣れてるはずなのに???そんな酷いかな(^_^;)
「なんで切ったんや?」
「ひとり。人の輪広げようと思ってmixi始めたけど、健常者の日記と私の日記は明らかに違うし。健常者は健常者でナカーマ意識バンバンでアホくさなってきた
」
「Skypeはどうや?」
64歳で「Skype」とか知ってるこの先生凄すぎ。一般論の「彼氏できたら治る」とか「結婚したら落ち着く」とか言ううすら寒い馬鹿の意見を超越している。
「Skypeなんかさー、メンヘラの私が言うのもあれだけど、あれこそメンヘラのやる事やん。昼間仕事してるし夜は寝たいし。」
「そうやな。不登校の子がよくSkypeやるよな(にっこり)」
おかんの方を見て
「お母さん、この子の抱えてる孤独感は一般人の想像を絶するものすごいものなんですよ。」
おかん、頷く。
私を見て
「来年の抱負は『いかにしてこの孤独を乗り越えるか』にしような(にっこり)」
「私さ、高校の頃からひとり好きでさ。大勢で群れるの大嫌いなんだよね。」
「二、三人ダベれる友達がいればちょうどいいな。」
おぉ〜そうそう
と的を得られて
「私の年って結婚してるかバリバリ仕事してるかこの二極やん。こんな中途半端なんおらん。
でもnilのライブで知り合った24歳の子は一緒にいてすごく楽しい。nilのライブの時しか会えないのが残念。」
「先生、あんたに友達できるよう祈ったるからな。お姉ちゃんは入院してる?」
「今日退院。」
「アチャー
あんたはお姉ちゃんの言いなりなってるな。」
続く
ログインしてコメントを確認・投稿する