「大井競馬場のここからここは、俺が作った」
かつて同じ会社で働いていた人の知り合い−大井競馬場の一角を指し示しながら
人はギャンブルをすることでなにを得るのか。
お金でないことは確実ですけど、だからギャンブルは不要だとは一概に言えないんじゃないかと最近は思います。
上の発言なんか、一時期はかなり熱くなってJRAにお金を納めたことがよくわかりますが、それも今となっては昔語り、ほぼ枯淡の境地にあってありし日を思い返している様子が一編の漢詩みたいです。
それでもおそらく、馬券を買うことはやめていないでしょう。人間の業とはいったいなんなのか、そんなことも考えさせられます。
そういえば、昨年の夏に城山三郎原作の『官僚たちの夏』というドラマを放送していました。国内でコンピューター産業を育成するのに一般会計からは予算がつけられないので、競輪の収益をそっちにまわすみたいなくだりがありました。
それはそれである程度の役割をはたしたとはいえるのではないでしょうか。以って瞑すべし。
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