画像は今日姉が買ってきたフルーツなんたらいうスイーツ。診察の帰りに百貨店で買ったらしい。
二人で食べたらあっという間になくなった。
ちっさいメロンがおいしかった。
ちょっとリッチになった気分。刹那。
診察日記というよりは記録ですな。先週の木曜日だったから。
いつも2時に診察券を出す。珍しく3時間後に名前呼ばれた。
「調子どう?」
「夜中 家族が寝静まったら薬がぶ飲みしたくなる。」
「さみしいんやな。」
「そうやな…。」
「あんたもお姉ちゃんもお母さんも不器用で、心が通い合わなくて『こう思ってる』のに『こう返って』きて(手と手をすれ違わせて)『そうしたら』『ああ返ってくる』といった感じでむず痒いやろ。」
「むず痒いていうか…」
「『そうじゃないねん!』て感じやろ」
「そうやなぁ。それはそうやなぁ。」
「ODは絶対せんとってな。」
「なんで…?私にしたら生きてても…死んでても…おんなじだよ。」
「仏法では命を奪うことは奥深いところでいけないとされていて、先生の友達で、人を殺した人がいて懲役30年でな、亡くなった時の様が、体カッチンコッチン!で、目見開いてむきだしで、その姿を見て、あぁ〜人を殺してはいけないんだなぁて実感として、現実のものとして先生わかってなぁ。 同様に、自分を殺してもいけないねんで。」
「へ、へ〜(軽くビビる)。」
「先生の妹も、うつで、死にたい死にたいばっかり言ってて、でも生きて生きて生き抜いて『生きてて良かったわぁ』って言うようになってんで。
シベリア(私)にも春は来る」
と言われて終わった。
ODしないと信頼されて二週間分睡眠薬処方してくれた。まぁ本当に死にたかったら病院なんて来ない。私の場合。とっくに死んでる。 でも真夜中ふっと明日の事も忘れて薬をがぶ飲みしようという静かな死の気配が押し寄せる。それはさみしいからか…。
誰とも心が通い合っていない。
がらんどうの心に血のぬくもりを。
ファッショングルメアート音楽美容 どれも私の中を素通りしていく。
一応買ったり食べたり使ったり着たり見たりしているけれど、どれも煩悩でしかない。
煩悩すらめんどくさい。
シベリアの春はいつだろう。
【終】
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