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2009年10月09日04:39

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西洋絵画コレクション

『東京富士美術館』で開催中の、『西洋絵画コレクション』を見に行きました。
チケットは新聞屋さんからの貰い物!新聞屋さん、いつも、いつも有難う〜。2枚貰ったので、母も一緒でした。母が音声ガイドを借りてくれたのですが(私の分も。母、有難う)、音声ガイド、100円でした。おそらく、常設展の音声ガイドなので、安いのでしょうね。i−Podの音声ガイドだった。

『東京富士美術館』は、良い絵を沢山持っておりますねぇ〜。グロに、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールに、ティントレットに、ヴェロネーゼ。では、気になった絵をつらつら紹介〜。

『少年と騎士見習』。ヴェロネーゼ。私、見に行く美術展の多くに、ヴェロネーゼの絵があるのですが・・・おそらく、バロック美術が好きで、ヴェネツィア派の絵が好き・・・なのだろうな。
開けた扉。ピンクの衣装の騎士見習の横から、少年がこちら(観覧者)に向かい、入って来る絵。
この絵は、実際、扉に描かれており、所謂、騙し絵になっていたそうな。室内装飾で、こういうビックリさせる絵が流行ったそうだよ。扉の枠も描かれていて、枠に少年の足がのっているの。

『蒐集者の肖像』。ティントレット。ティントレットさんは、紫色が好き・・よね?コレにも紫の布が描かれたいた。赤紫・・・と言えば良いのかな?
立派な紳士の横には、ダヴィデの彫刻。豪華な時計も描かれている。

『煙草を吸う男』。ジョルジュ・ド・ラ・トゥール。ラ・トゥールお馴染みの、陰影のつけかた。煙草を吸おうと、右手に松明、左手にパイプを持った男性の絵。黒い背景の中から、光を受けて、顔が見える手法は美しいですね。因みに、この絵は、助手も関わっているそうです(てか、工房制度だから、そりゃ、そうだよね(^_^;))。
ラ・トゥールさんは、最初は風俗画家だったのだが、後に、庶民派宗教画家になったらしい。元が風俗画家なので、庶民派なのかしらん?

『ヘラクレスとオンファレ』。テオドール・ファン・テュルデン。糸紡ぎをさせられている、英雄のヘラクレス。マッチョな彼は、糸紡ぎなんてやったコトないんでしょうね。オンファレに「アンタ、下手なのよ!」とばかり、耳を引っ張られてます。周りの女官達はそれを笑ってみています。英雄ヘラクレスも、これでは形無しですな(笑)。

『ベッドフォード伯爵夫人 アン・カーの肖像』。アントニー・ヴァン・ダイク。赤い服を着て、優しい微笑みでこちらを見ている美女。ダイクの描く絵は、顔に特徴がありますね。甘美な顔になると思う。

『果物のある生物』。コルネリス・デ・ヘーム。出たな、デ・ヘーム(笑)。私の中で、静物画と言えば、デ・ヘームです。超絶技巧のデ・ヘームさん。
画面中央には、ワイングラス(だと思う)。白ワイン・・・かなぁ〜。オレンジ、葡萄に、ザクロに栗。木苺。牡蠣。蝶も横にチョコンといます。

『騎兵隊将校ルイ=ウジェーヌ・デチュゴワヤン』。アントワーヌ=ジャン・グロ。デカイ!絵がデカイ。馬をつれたイケメン将校。馬の背に肘を乗せポーズを決めてます。

『ユスーポフ公爵夫人』。エリザベート=ルイーズ・ヴィジェ=ルブラン。名前が長い!
ルブランと言えば・・・そう!マリーアントワネットの寵愛を受けた、女流画家のルブランさんです。ロココの軽やかな筆さばきで、公爵夫人を描いています。
アントワネットが処刑された後、彼女は、ロシアやヨーロッパ各国に出向くのですが、コレは、ロシアでの1枚。大変人気があったので、各国に呼ばれたそうだよ、ルブランさん。

『古代ローマのスタジオ』。ローレンス・アルマ=タデマ。コレ・・・おそらく、工房なのでしょうね。三連祭壇画(観音開きのようになってる祭壇画ね)を作っているところらしい。絵を描く男性と、祭壇画を作っている男性がいます。でも、あまり古代ローマって感じはしないなぁ〜。衣装のせいかな?

『再開』。ルネ・マグリット。マグリットは不思議な絵を描くよね。この絵は、中央に木があって、木の葉っぱの陰のような模様がその周りに描かれているのですが、それが騙し絵の様に、本物の葉っぱになって、手前に伸びている。何で、『再開』って言うタイトルなんだろう??木が再開したってコトなのかな??

『葡萄と桃のある静物』。アンリ・ファンタン=ラトゥール。ファンタン=ラトゥールは、日本画で言う、朦朧体のような絵を描くよね〜。何か全体がぼや〜んとしていて、モヤってる感じがするの。幻想的で美しいです。

他、特別展として、皇后ジョゼフィーヌのティアラ(ダイヤモンドと金と銀で出来てる!ピッカピカ)や、水越武氏の写真などもありました。

他、マン・レイの絵(そう!絵なの。写真じゃなくて)や、フワフワロココのブーシェの絵などもありました。エルンストや、レノルズの絵もあるよ。古い時代順に並んでいるので。見やすいかと思います。

因みに。行った日は、台風の影響で強風だった為、客が殆どおらず、母と私がほぼ、2人占めで、絵を見てました。他、2名ほどお客さんは来たのですが、チョコって見て、すぐ帰っちゃった。係員の方、暇だったのでしょうか?何か困るとすぐ飛んできて下さった(途中、私の音声ガイドのバッテリーがなくなりかける)。

お土産は、ポストカード7枚ほど。やたらバロック絵画を買ったような・・・。
あぁ、コレで又、バロック絵画のポストカードが増えるのね・・・。
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