日付としては一昨日になるわけですが、有楽町INZ3のジャポネに行ってきました。
いわゆるB級グルメのジャンルでは有名なお店なのだと思います、多分。
メインのメニューはナポリタンから派生して和風へ発展していった炒め系スパゲッティとでもいえましょうか。伝説だとは思いますが、「カルボナーラはありますか」と尋ねた客に「うちはパスタ屋じゃないんで」と答えたなんて話もあるぐらいで、清く正しい昭和の喫茶店のスパゲッティの後継者といえるでしょう。
厨房はかろうじてすれちがえるほどに細長く、そこで2人がひたすらスパゲッティをゆでて炒め、1人は注文受けや会計担当、総勢3人でまわっていました。
店舗はブロックの角にあって、席は厨房をL字型に囲むようにカウンターのみで16ほど。テイクアウトのお店に席が付属しているような感じで、紹介する雑誌の種類によってはオープンタイプとでも称するのでしょうか、店内と通路の区別はありません。
肝心のスパゲッティですが、たしかに後をひく味です。ご飯にバターをのせて醤油をかけた感触が近いように思います。バタくささと醤油の香りが入り混じった味わいと申しましょうか。
家庭で再現できそうだけれど、やってみると意外に手ごわそうです。
客はほとんど常連か、店の評判をあらかじめ知って来ている客のようです。安くておいしくて盛りのいいお店ではありますが、そういう意味ではさほど気楽な店とはいえません。いついってもやたら行列のできている横浜の吉村屋ほど露骨ではないにせよ。
それから、平日の午後に時間を外して行ったのですが、席の空きは1つしかなく、その後、待ち行列ができてどんどんのびていきました。食事時にはけっこう待たされると思います。
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