【図書館】 最近、ボクは図書館に通っている。 ヘミングウェイの小説「海流の中の島々」を少しずつ読みすすめているのだ。 図書館は家の近所にあるので、寒くなってきたこの季節でも「えいやっ」と意気込めばなんとか通える。 ボクの好きな場所は、入口から一

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【字幕派？吹き替え派？】 ボクは昔からとても映画好きでした。高校生のときには、よく学校を午後からサボって映画を観に行ったものです。お昼休みに学校の近所のサ店で友人たちとダベってて、「たるいから午後サボらねえ？」って話になるんですが、ボクの通

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【銀杏茶碗蒸し】 熱帯の島沖縄でも、このところは気温も２２度前後と過ごしやすい日々が続いている。コンビニの角にタバコ屋があるのだが、ボクとここのおじいさんはよく本の話をする。おじーさんは「国木田独歩」が好きらしいのだが、ボクはまだ読んだこと

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【ボクのせいじゃないんですよ】ボクは現在実家に住んでいるのだが、うちの実家は４階建ての４世帯住宅になっている。２階は長女のものなのだが、沖縄では稼げないという理由から長女は現在東京に行っている。そこで、当時離婚して広いマンションに独りで住ん

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【ものは言いよう】沖縄はまだ暑い。まだまだ残暑が厳しく、現在でもクーラーをかけねば過ごせないほど。夏といえば困るのが食べ物だ。朝作った朝食のおかずが夕方にはもう傷んでいる。ボクは母に聞いてみる。「このジャガイモ腐りかけてない？」すると母はこ

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【少し昔のこと】今回はボクの過去について少しだけ話そうと思う。ボクは裕福な家庭に生まれついた。父は元々は琉球政府時代の公務員だったのだが、日本復帰に際し、公務員を辞めて民間で起業した。その後は父の才能で会社は急成長し、一時期は社員を２０名以

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【ホタルのようなヒト】 去った日曜日に、近所に住んでいる司法浪人５浪中（だっけ・・・）のシゲさんに誘われてボートこぎのバイトをした。実はこのボートこぎのバイトは初めてではない。毎年花火大会の季節になるとやっている恒例のアルバイトなのだ。 ボー

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【友人の米】 公務員時代の同僚だった友人が、税関をやめて実家に帰った。 彼の父親が脳梗塞で倒れたため、実家の家業を継ぐために帰ったのだった。 彼の出身は米どころである秋田であり、彼の実家もコメ作を営んでいる。 友人は、帰郷するにあたって身辺整理

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【小さな音楽隊】 ボクが「小さな音楽隊」と出会ったのは秋晴れが美しい日の夕方だった。 家の表の、通りに面した駐車場でバイクのゴーグルを調整してると小学生の女の子が通った。 「ピーピッ♪ピーッピッピー♪」 と笛の練習をしながらボクと目が合った女の

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