天使が呟く空から火の玉が降り注いで夕陽はさらに深くなる君は幸せを何と言ったっけわたしの体は温かい生叫ぶ人たちを冷えた眼で見ながらフロントガラスに横たわるなんて怖いんだろう生きること夕陽色の君の髪に触れたい怖い
雪のにおいと涙の色は似ているあの子が瞬きするたび長いまつげが揺れて わたしは泣きたくなる空っぽのわたしの体に綺麗な花々をわあっと詰め込んで切ない地球のにおいに包まれたい愛されたくてたまらないからその指でそっと心臓を突いてみてほしい生きている
わたしの眼生と死が混じって苦しい世界ははちきれそうで苦しいいつだってスタバのあまいシェイクだってほら胃に叩きつけられてもう何もわからない車の窓開けて愛を叫んだって裂けた空 降り注ぐ神の雨悲しいあの子の耳には入ってこないなんて理不尽なんだろう
きみが煙草を吸う仕草に涙が出そうになるそれは、あなたを通じてわたしの生を見るからだいつか曇天の向こうに飛んでいきたい大好きな歌抱きかかえて永遠なんてないくせに叫びまくってほんとうにおかしいよ真っ赤な線なぞるようにだれか愛したい渋谷のど真ん中
最近自分がどんな人間なのか何が好きで何が嫌いで何を大事にしたいか分かってきたような人生を生きる準備をしているような気がしてそれは、大嫌いな私を私自身で救ってやってるような気がしてびっくりして泣きたくなった今も自分自身を認められないし大嫌いだ