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日記一覧
- 『芥川龍之介紀行文集』の旅ごころを愉しむ
- 2020年03月31日23:02
このところ友人とのお喋りも気ままな旅あるきも控えて、“巣篭もり”なので、山田俊治編『芥川竜之介紀行文集』（岩波文庫）を読んで、紙上の旅気分を味わいたいと思い立った。なかでも「上海游記」「江南游記」「長江游記」「北京日記抄」「雑信一束」は、「
- 芥川龍之介の「詩と真実と」はいずこに
- 2020年03月14日19:56
芥川龍之介『河童・或阿呆の一生』（新潮文庫）には、最晩年の作品があつめられている。巻頭の『大導寺信輔の半生ー或精神的風景画ー』は、吉田精一の「解説」にあるとおり、「彼の作風に一転機を劃した作品として見られている」と言う。というのも「作者が彼
- 芥川龍之介の「切支丹物」を私流に読む
- 2020年03月09日18:46
芥川龍之介『奉教人の死 煙草と悪魔 他十一篇』（岩波文庫）は、傑作ともいうべき「奉教人の死」をはじめとする、いわゆる「切支丹物」が収録されている。中村真一郎の適切な「解説」をふまえながら、私なりの感想を記したい。芥川が最初に書いた「切支丹物」
