38.わたしの本の空白は 近藤史恵 ☆☆☆☆☆気づいたら病院のベッドに横たわっていたわたし・三笠南。目は覚めたけれど、自分の名前も年齢も、家族のこともわからない。現実の生活環境にも、夫だという人にも違和感が拭えな
36.彼女の恐喝 藤田宜永 ☆☆☆☆☆都内の女子大に通う圭子は、出版社の編集者を目指す大学4年生。奨学金を利用し、六本木のクラブで働きながら、大学生活を送る。大型の台風が東京を襲った夜、マンションから男が
34.転がる空に雨は降らない 小野寺史宣 ☆☆☆☆☆30代半ばを迎えたプロのサッカー選手、灰沢考人は控えのゴールキーパー。小学生の息子と広場でサッカーをしていて、灰沢の蹴ったボールが車道に飛び出してしまう。息子を失い、