ある夏の日。久々に日没前の終業帰りの車で窓を開けると不意に流れ込んできたヒグラシの声知らぬ間に訪れていた夏夏の詩人は罪深いなけなしの心さえ奪いにやってくる命の終わりの精一杯の恋の歌甘い文句に誘われて引きこもった心が声の方へと駆けてゆく待ち人
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