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日記一覧

柏シネマ旬報シアターで、アイルランド・カナダ・ドイツ合作のドキュメンタリー映画『ガザ -素顔の日常(原題:Gaza)』を観た。2019年の作品で、監督はアイルランド人のガリー・キーンGarry Keaneとアンドリュー・マコーネルAndrew McConnellである。因みに

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■ジョー・サッコ(Joe Sacco)・著、小野耕世・訳:『パレスチナ(原題:Palestine)』、イソップ社、2023/01(原著2001/07)、本文285頁、2,000円、★★★本書では、「パレスチナ問題」の現実が漫画(コミック)で描かれている。アメリカ人の著者ジョー・サ

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映画『福田村事件』を鑑賞し、福田村事件について興味をもった。Wikipediaなどのネット情報を渉猟し、福田村事件の背景、殺戮事件発生の態様、事件の司法処分、事件発生から80年後と100年後の福田村の様子についてまとめた。事件の背景: 1905年9月、日露戦

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柏キネマ旬報シアターで、関東大震災下での被差別部落民虐殺を描いた森達也監督の映画『福田村事件』を観た。1923(大正12)年9月1日、関東地方にマグニチュード7.2、最大震度7という大地震が発生する。被害が甚大であった神奈川、東京、千葉、埼玉では、地震

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柏キネマ旬報シアターで、バリー・レビンソン監督のカナダ・ハンガリー・アメリカ合作映画『アウシュビッツの生還者(原題:The Survivor)』を観た。ポーランド生まれのユダヤ人ハリー・ハフト(1925‐2007)は、第2次世界大戦後、ナチスドイツのアウシュビ

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■指田かず(さしだかず)・著:『ヒロシマ−消えたかぞく』、ポプラ社の絵本67、ポプラ社、2019/07、xx頁、1,650円、★★★ [23/09/19]この写真絵本集の帯には、「太平洋戦争末期の昭和20(1945)年8月6日、広島に一発の原子爆弾が落とされるまで確かに生き

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■新井勝紘(あらいかつひろ)・著:『関東大震災−描かれた朝鮮人虐殺を読み解く』、新日本出版社、2022/08、158頁、1,700円 今年(2023年)は「関東大震災100年」ということで、防災に向けた取り組みの必要性が声高に語られている。1923(大正12)年9月1日1

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■辺見じゅん・著:『収容所から来た遺書』、文春文庫、文藝春秋、2021/11/05、297頁、650円、★★★表題の「収容所」には<ラーゲリ>と振り仮名がある。欧州戦線での独ソ戦に勝利したソ連は、太平洋戦争末期の1945年8月9日、日ソ不可侵条約を破棄し満州(現

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柏キネマ旬報シアターで、ホン・サンス監督の韓国映画『小説家の映画(英題:The Novelist’s Film)』を観た。『タクシー運転手 約束は海を越えて』、『パラサイト 半地下の家族』など、私の知る過去の韓国映画はストーリが明確であった。ドタバタ映像が作品

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柏キネマ旬報シアターで、キティ・グリーン監督の米国映画『アシスタント(原題:The Assistant)』を観た。米国の映画界からマスコミに登場した「#MeToo運動」に絡んだ社会派映画と目されている。イリノイ州にある名門のノースウェスタン大学を卒業したジェ

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瀬戸内海・上島四島の旅
2023年06月23日16:45

2023年5月、広島県尾道市の因島(いんのしま)で中学校時代の同窓会があった。その機会に、新しく架橋された橋を渡って徒歩による島巡りをした。瀬戸内海には700以上の島があり、3つの本州四国架橋が有名である。因島には、尾道市と愛媛県今治市を結ぶ本四架

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柏キネマ旬報シアターで、ジャン=リュック・ゴダール監督のフランス映画『小さな兵隊(原題:Le Petit Soldat)』を観た。2022年9月に死去したゴダール監督を追悼して、日本では「ジャン=リュック・ゴダール映画祭」が開催された。モノクロフィルムの本映画

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柏キネマ旬報シアターで、サム・メンデス監督のイギリス・アメリカ合作映画『エンパイア・オブ・ライト(Empire of Light)』を観た。時代背景はイギリスが経済不況に見舞われた1980年代、サッチャー政権の時代である。海辺の地方都市にあるエムパイア劇場と

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柏キネマ旬報シアターで、クラウディオ・ロッシ・マッシミ監督のイタリア映画『丘の上の本屋さん』を観た。イタリア語の原題”Il diritto alla felicita”の日本語訳は『幸福になる権利』だという。田舎町で古書店を営む老店主(俳優レモ・ジローネ)は、イタ

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柏キネマ旬報シアターで、ユホ・クオスマネン監督のフィンランド・ロシア・エストニア・ドイツの4ヶ国合作映画『コンパートメントNo.6(原題:Hytti Nro 6)』を観た。主人公のフィンランド人留学生ラウラ(セイディ・ハーラ)は、ロシアのモスクワで考古学の

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柏キネマ旬報シアターで、フランソワ・オゾン監督の仏映画『すべてうまくいきますように(原題:Tout s‘est bien passé、英訳:Everything Went Fine)』を観た。監督の友人である脚本家エマヌエル・ベルンエイム(故人)の自伝的小説を映画化したもの

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■大西康之・著:『流山がすごい』、新潮新書979、新潮社、2022/12、206頁、780円、★★千葉県流山(ながれやま)市は、東京都心から北東方向に20〜30km離れた、人口約20万人の地方都市である。古くは江戸川や利根川、利根運河を利用した水運で栄え、現在も<

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