百二十三節弟子の萬章が尋ねた。「舜が歴山で百姓暮らしをしていたとき、田に出かけては、天に向かって声を挙げて泣いていた、ということですが、何故そのようにに泣き叫んでいたのでしょうか。」孟子は言っ
『孫子』解説 一『孫子』と孫武について 中国の兵法書として現代に伝えられているものに、兵法七書がある。これは『孫子』を筆頭に、『呉子』・『司馬法』・『尉繚子』・
百二十一節齊の儲子が言った。「王様は人をつかわして先生をこっそりとうかがわさせたそうですが、はたして先生は常人と違ったところがおありなのですか。」孟子は言った。「何で常人と違っ
『呂氏春秋』の解読は前回の士容論を以て何とか終えることができた。正直言って『呂氏春秋』の解読は納得のいくものではありません。参考資料が手元になく、解読にかなり苦労したし、十分に読み切れていない。自分の能力不足を羞じる所である。少なくとも陳奇
巻二十六 士容論 一 士容一に曰く。士は偏せず黨せず、柔にして堅、虚にして實、其の狀は朖然(明るい貌)として儇(ケン、さとい)ならず
舞陽侯樊噲は、沛の人なり。屠狗を以て事と為す。高祖と俱に隱る。初め高祖に從い豐に起こり、攻めて沛を下す。高祖、沛公と為るや、噲を以て舍人と為す。從いて胡陵・方與を攻め、還りて豐を守る。泗水の監(索隠:案ずるに、監は、秦の時
百十九節弟子の公都子が言った。「齊の匡章は国中の者が不孝者と呼んでいる人物ですのに、先生は彼と交際なさるばかりか、穏やかな顔で敬意を表して接しておられます。たっておうかいいたします。それ