mixiユーザー(id:8729247)

2018年05月19日09:12

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卵子の老化は誰でにも起きる

オバハラはともかく、卵子の老化については全女性に知ってほしい。
てゆっか、こどもほしい、いつかはこどもを持つことを考えている場合ね。

男性は毎日「新しい精子」を作ることができる。
精子をつくるもとになる細胞がけっこう長生きで、そこから細胞分裂して精子ができてくる。
個人差は大きいけど70歳近くまで可能。
だからちんちん勃起しなくなっても精巣から注射器で精子をとりだして
人工授精すれば(女性の子宮に送り込めば)自分の子が持てる。

女性の場合、一生使う分の卵子をもって生まれてくる。
嫁入り道具みたいな感じ。
で、道具は古くなってもつやが出るとか修理するとかできるけど、
卵子は老化すると受精能力を失う、つまり妊娠できなくなる。
これも個人差があるけど一般的には「35歳」を過ぎたころから老化速度が速くなる。
卵巣の卵子がどんどん受精能力を失っていくわけ。
40歳すぎるとたとえ受精しても流産する率が一気に上昇。
そこまではせいぜい20%くらいなのに(これでも5人にひとり)
40歳すぎると流産率は70%。
40過ぎてお産する人はいないとは言わない、でも
妊娠できたけど流産してしまった40歳過ぎのお方のほうがずっと多いってこと。
そして45歳をすぎると、卵巣には受精可能卵子がほとんどいなくなる。
どんなもうけ主義不妊症専門病院も、45歳すぎたら「そろそろダメですよ」というはず。
(それでも治療したいならする)

そういうことが「知識としてある」ことと「自分のこととして考える」ことが
どうも全く別らしい、と最近気づいた。
患者さんで35歳すぎ、40歳過ぎの方々が
「自分は妊娠できるかどうか」って聞くから。
しかもそれが目的じゃなく、がん検診なんかのついでに気軽な感じで。
もちろん基礎体温なんかつけてないし不妊症専門施設なんか考えてもいない。
完全に「だいじょうぶですよー」っていうお気楽な返事を期待した聞き方で。

ワシはこう見えても不妊症大好きなので、よーく勉強してるから
上に書いたようなことをすらすらと答える。
「35歳すぎているので自然妊娠の可能性はどんどんなくなっています」
「40歳をすぎてば自然妊娠は宝くじが当たる、くらいの確率です」
「宝くじは当たる人もいますからその幸運を待ってもいいと思います」
「確実にこどもがほしいなら基礎体温をつけはじめてください」
「不妊症専門施設をネットや電話帳で調べて通うところを決めて予約の電話をしてください」
「どこも混んでいるので、予約は1か月は先になります。そのぶんの基礎体温をためられます」
患者はたいてい真っ青になり表情を失う。

卵子の老化、言われたくないかもしれないけど事実。
見ないふりいくらしても年をとる、自分自身も卵子も。
そして卵子は、いったん受精能力を失えばそこまで。賞味期限は短い。
職場のおばちゃんに言われて腹がたつならたぶん、思い当たりがあるからじゃないか?
すなおに、自分がいったいどうしたいのか考えてみるきっかけにすりゃいいんじゃないか?

離婚、結婚、SNS、卵子…会話に潜む「オバハラ」に注意
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=145&from=diary&id=5116422
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